3月11日(火) 9時半 病院に着いた。
泌尿器科に受付票を出す。
一枚の紙切れを渡される。
「尿が溜まりだす少し前に連絡ください。
売店のペットのお茶を買った。
一気に飲み干す。
老人だらけの長椅子に座り待つ。
私も老人には違いないのだが
互いに俺は爺ではないと自負しているはずだ。
10時、下半身が膨らみ始めた。
これはやばい兆候なのだ。
尿ではなく、便が膨らみ始めたのだ。
受付に申し出ることを諦め便所で排便。
折角溜め込んだ尿を便器に流してしまった。
やり直しだ。
再度、売店でお茶を買って飲む。
10時半 やっと溜まりだしたので受付に申し出る。
ベッドで西瓜腹を出して、医師が軟膏を塗りつける。
腹に何やら懐中電灯のような物でなぞり
ディスプレイを覗き込んでいた。
直ぐに終了してトイレで排尿。
又 長椅子で待つ。
11時 呼ばれて診察室へ
就寝中のトイレ回数を聞かれた。
「2回~3回です」
前立腺 超音波検査結果は3ヶ月前と変わらず。
癌化してないので安心。
次回は6月10日予約。
会計を済まして、病院向かいの調剤薬局へ。
局内で薬案内に画面を見ていた。
名前呼ばれてカウンターへ。
若い男性と先輩らしき女性薬剤師が挨拶。
女性が、新人ですと男性を紹介。
新米薬剤師は、落ち着かぬ素振りで説明するが
話が飲み込めない。
女性薬剤師が説明する。
「今までお渡ししていたジェネリックが製造中止になったので
先行薬になりました」
4割も薬価がアップした。
理由を聞くが新米薬剤師は答えられない。
胸の名札を見ると、○○大学 薬学部 と書かれていた。
最後の研修らしい。
息子の出身中高と同じで義妹が勤める大学病院と同じだ。
病院処方箋と違う薬なのでクレームを言いたかったが
身内贔屓で言い出せなかった。
12時40分 柳橋事務所に着いた。
コートを脱ぎ、マスクを外し、上着を架けるが
何か無いなと思った。
帽子を病院に忘れたのだ。
病院に連絡したが見当たらないと言う。
電話番号を教えた。
15時半 病院より、帽子が見つかりましたの電話。
やれやれ、明日 取りに行かねばならない。