馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

二兎追う者だけが、二兎を得る。

2014-03-30 18:13:16 | 日記

3月28日(金)17時47分 JR渋谷駅に下りた。

 

黄昏前の交差点は久しぶりだ。

 

3月末金曜日と消費税アップ控えてなのか

街角の道は人で溢れている。

掻き分けて東急109を抜けて

文化村を通り、山手通りに向かう坂道に出た。

途端に静かだ。

 

出る杭は打たれ強いの看板がある煙草屋にきた。

シャッターが下りていた。

シャッターにも大きな文字が

 

「二兎追う者だけが、二兎を得る」

さらに一つ

「木を見て、森も見る」

 

下には煙草の注意書き。

 

去年12月13日(金)

出る杭は打たれ強いのブログを書いたが

 

シャッターを閉じれば、こんなこと書かれていたんだ。

 

私が若者だった40数年前からビッグバンが加速度を増し

時間スピード、人間関係の複雑拡大、

決断の早さはネット社会になってから格段要求される。

複線的な考え方で、身構えしないと生き残れないか?

 

パリの街角漂う、カフェ通りを上がり

 

  

 

山手通りを右折して介護病院に18時に着いた。

お袋はベッドに横たわり、大きな目で天井を見詰めていた。

私の名前を掠れ声で言った。

まもなく、弟もやってきた。

 

一昨年末には余命一ヶ月だろうと大学病院副院長の義妹が告げたが

元気になった。

看護が行き届いているのだ。

お袋は弟の腕を掴み「家に帰りたい、帰りたい」泣声。

「帰ったら、直ぐに死んでしまう」と説得するのだが

 8月30日が来れば90歳だ。

3月30日は義母の一周忌だ。

カーテンで仕切られた隣のベッドは昨日亡くなったのだ。

数ヶ月に一度、4人部屋から召される老女がいる。

遺漏で食べること、水を飲むこともできない。

それでも生きたいと言う。

 

私は先にロビーに下りて弟を待つ。

二人一緒に退室するとベッドを叩いて止めるからだ。

 

19時半、井の頭線 神泉駅で弟と別れた。

弟は一度会社に戻り車で帰宅。

 

私は銀座線で三越前で総武快速線に乗車。

市川駅で会社からメールが入った。

私の新しいパソコンエイトをアップをしてもらっていたが

終わらないので事務所に戻って欲しいとの要望。

 

既に市川駅、柳橋には戻れない。

 

午前0時を過ぎたが娘はまだ帰宅しない。

今日は娘の誕生日でもあるのだが

霞ヶ関の職場を出たのは0時だった。

母親に「料理は作らないで寝てください」のメール。

冷蔵庫には、バースディーケーキ待っている。

嫁さんに行って欲しいが

現実は二兎も追えないのだ。