3月28日(金) 17時 総武線浅草橋駅から乗車。
代々木で山手線に乗り換えた。
車内にブルネットの太った眼鏡かけたお母さんと金髪と青い目の2歳位のベビーを
膝に抱えていた。
女の子は可愛い微笑みで周囲を見ながら何やら話している。
混雑してない車内は一斉に女の子に注がれた。
その前に黒髪のスラリとした日本人美少女が吊り革に右手をかけ
真正面を見詰めている。
原宿駅から、金色の髪と眉毛、目は茶色の小柄なティーンが二人乗った。
フィギュアのロシア15歳少女リブツカヤに似ていて
どうやら姉妹のようだ。
女の子達はお互い見合った。
一塊の見知らぬ国の少女達が目で交わした
シグナルはどのように感じたのだろうか?
束の間の数分、車内光景に私も周りの人達も
声も出さずに見詰めた。
まるでジオラマかドールハウスを見ているようだ。
私も彼女達も渋谷駅で下りた。
雑踏に紛れ見えなくなった。
取立て何でもないことだが
普通に普通の場所で出会う異邦人
日本が豊かで平和で優しい国なんだと感じた。