3月30日(日) 去年4月1日92歳で老衰した義母の一周忌。
午前10時、スカイツリー下の寺に親族9人が集まった。
手元に置かれた小冊子の般若心経を、坊さんの唱えに従って黙読。
先代住職の説教は長かったが、息子住職の説教は短いが下手だ。
10時40分 寺を出た。
京成線に乗り船橋駅下車。
10分程、雨中を歩き割烹料理屋で会席。
新潟出身の義母は、大家の生まれだが家傾き
上京した。
貧しかったが温和な母親であった。
贅沢もせず。娘二人、息子一人を育てたのだ。
意外にも子供達に幾ばくかの金も残してあげたのだ。
私の実兄弟も諍いもないが、妻の妹弟とも仲が良い。
周囲で聞き及ぶ、家族間の醜い争事は生じない。
年齢を重ねると
このことが一番の幸福なのだ。
坊さんの法話で、なるほどと得心したのが
シャバ・娑婆(しゃば)の意味するところだ。
娑婆とは自分の思うようにはいかない世間。
私が思っていたのは刑務所のような世界から
自由な世界に出ることだと感じていた。
娑婆の社会で浮世の煩悩でもがいているな!