10月10日(金)
17時半 JR渋谷駅を下りた。
スクランブル交差点に群れ集うモノトーンの人影が携帯、スマホを上に向けている。
見上げると、交差点の先、蒼、緑、赤の輝きのビル上空が茜空だ。
秋になったのだ。
子供だった頃、遊び回った夕暮れの何処まで続く畑の先
黒い要塞のような丹沢山塊の峰が茜色に染まり
冷たい空風が地平を吹きぬけると
家路に向かった。
まだ、都市ガスが無かったので石油コンロで米を炊いていた。
小さな台所は暖かく、男兄弟3人は
母ちゃんに「腹減った、早く食べさせろ」
いつも言い合いになった。
18時 松涛の病院に着いた。
丁度、弟も来たところだった。
弟の嫁さんは国際看護学会が九州で開かれていて
理事のため13日まで戻らない。
お袋は私達を見ると
「寂しい、つまらない」
「オシッコ」
いつもの挨拶言葉だ。
廊下の壁に先日、ホールであったイベント写真が貼られていた。
由紀さおり(妹)姉妹が慰問に訪れた。
姉妹が院長先生と懇意であることから、イベント実現した。
姉妹にとっては、既に名声も得たので
今後が地道なボランティア活動により叙勲でしょう。
19時 弟は車を桜上水ある会社に車を置いてきたので
一旦戻って帰ることにした。
近くのラーメン屋に入って、餃子とラーメンを頼んだ。
蒸し暑いので私だけビールを飲んだが
さすがの、弟もビールには勝てず
車を乗らずに帰ることにして飲んだ。
店内は満席で若者が殆ど。
豚骨ラーメンなので我々の口には合わない。
やはり、道玄坂の喜楽で食べれば良かった。
20時 渋谷で私は地下鉄銀座線
弟は東横線で帰った。