8月15日(火)
孤独房での就寝がなかなか気持ち良い。
ベッドは嫌いだった。
小さい頃は、敷地は割合広かったが
家は小さく隙間風が雨戸を締めきっても
布団に入り込み足指が冷たかった。
6畳にあんちゃんと二人
弟は、親父お袋と3人で6畳に寝ていた。
高校生になり、少しずつ建て増しで
個室になった。
相変わらず、煎餅布団を敷き、毛布を2枚
掛け布団を掛けた。
冷たかった。
高校、大学と山登りをして
毎年間150日程
雪上、河原の石、岩場のテラス、雪洞
夜行列車では、座席の下に新聞紙を敷いて寝た。
信州松本駅では、始発列車に乗るまで、
ホームベンチに寝袋に入ったが
ベンチから落ちて、線路に落ちそうになった。
小便は、ホームからした。
サラリーマンになって、仕事柄
ホテル宿泊が多く、ベッドの寝心地が
嫌いで、カーペットにシーツを敷き寝た。
労組書記長時代は、全国から来る
女性役員二人が宿泊するホテルの
床にシーツを敷いて寝た。
ホテル代節約もあったが、深夜まで
討議しなればならなかった。
北海道、九州の組合支部では、女子役員とは、宿泊を伴う
会議があり、私はカーペットにシーツを敷き寝た。
今だったら、一線を越えた?
大問題だろうが
当時は、そんな考えも持たず
妻子持ち書記長と
20代独身女性との宿泊だった。
相変わらず、シーツの寝床だった。
50代半ば、山登りは始めたばかりの知り合いと
北アルプス登山に出発。
夜行列車待つ間、私が駅ホームで
新聞紙敷いて寝るのに友人はビックリ。
列車でも、ボックス下に寝転ぶのを見て
アンビリバボー?
いっとき、子供二人が夜騒いで寝ないので
6畳に川の字は、止めて
別室で寝たが、妻は不満そうだった。
70歳になり、遂に別居ではなく別室生活。
互いに神経が休まり安心寝が出来る。
ところで、窓辺から眺める
夜半の明かりは、夜のストレンジャーだ。
眠りに就く。
夜のストレンジャー、Strangers in the Night」フランク・シナトラ、Frank Sinatra
夜のストレンジャー、Strangers in the Night」フランク・シナトラ、Frank Sinatra