馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

丹沢弘法山 独りぼっちのクリスマスハイキング。1

2018-12-28 16:27:10 | 日記

12月24日(月)

6時起床 6時半自宅を出る。

船橋駅から総武快速線に乗り

馬喰町駅で乗り換え都営新宿線馬喰横山駅から新宿駅へ

小田急線急行小田原行に乗り

9時半鶴巻温泉駅着。

今日は、クリスマスイヴです。

 

弘法山ハイキングのはじまりです。

昭和42年から46年まで

大学体育会山岳部時代、

 

 

クリスマス、正月は厳冬北アルプスの氷雪山稜を登攀しながら

テント、雪洞で絶望的な想いで過ごしました。

本当に今度こそは遭難するのか

絶えず恐怖心が深夜、天幕に吹き付ける

豪風、豪雪に支柱はしなり、たよりなげな天幕は雪風にしなり

人間ごと谷底に陥れる恐怖に眠れず凍える足指を

両手で温めた.。

 

 

今71歳の私は、再びクリスマスイヴに山登り。

丹沢の麓に住む兄とのハイキングであったが

兄の体調不良により、一人ハイキングになった。

 

登山口で、杖代わりの枯れ枝を拾う。

下山者が、置いていくのがある。

 

 

 

山道は、ブナ、ミズナラ、コナラ、ケヤキが冬枯れの黄土色の葉が、一陣の風に舞い

パラパラと積み重なり足底に柔らかな弾みで踏みしめる。

 

 

朝方なのに下山される年配の方々がいる。

兄と同じように、近隣住民が散策されるのだろうか。

 

一人登山は、自らのペース歩行なので心ゆったり

キッキッと鳥の鳴き声と沢を下る水音だけだ。

リズムを決めて立ち止まらずに保つ。

喋らない。

分かれ道に行き当ったら必ず上り坂を選ぶ。

小さな峠道を下り、左カーブをゆっくりと進む。

天空のホワイトブルーの下

錦トン運が丹沢山塊の上をゆっくり北に向かう。

見晴るかす麓には秦野盆地。

更に左手には、大雲に覆われた富士。

残念 雄大な富士を眺めること叶わず。

しかし 雲に囲まれた富士は、猛烈なブリザード暴れまわっている

  

弘法山からめん羊の里に向かう。

なだらかなミカン畑を見ながらロッジに向かう。

斜面から、動物の泣き声。

めん羊の里までやって来た。

入口には、夏ミカンの木が黄色にたわわに緑葉から顔を出す。

着いたのは11時。

開店は11時半。

羊牧場の階段を登る。

めん羊の里1

一匹の羊が近づく。

食べ物をくれるかと、横目で窺う。

めん羊の里2 餌あげないよ。

牧舎から鈴が鳴ると、羊のランチタイムだ。

一斉に牧舎に走り去る。

11時半、ロッジに入り

女性従業員に

「ベランダで食べたいと申し出る」

 

12月末の高地、寒風の板敷で飲食は変わり者だ。

食事に入った客はロッジ内でストーブの暖かいテーブルに着く。

 

ジンギスカン料理、ビール、ワイン、冷酒を板敷に置く。

ガス台を点火。

大皿山盛りの野菜を鉄器の満遍なく敷き

羊肉を載せる。

 

羊が焦げて臭いは立ち上るが紺青空に消える。

モンゴル高原での羊肉料理は正しくこれだろう。

 

めん羊の里 ジンギスカン料理 孤独のグルメ

視界には静寂な峰々と静まりの家並がジオラマの如く。

 

人間関係の様々な模様をひと時離れて

距離を空け、孤独に浸るのは何といいことなのだ。

ベランダの素っ気ない空間は、心を癒しで満たすのだ。

 

後で、この麓に住む友人に連絡しよう。

13時 ロッジを出た。

庭先に、地場の無人売り場があったので

ミカン、ゆずジャム、大根の漬物をリュックに詰め

木箱に500円玉を投入。

 

再び 林道を下り、名水はだの 冨士見の湯 標識が見えた。

数年前に秦野市のゴミ焼却場が建設され、その火力を

利用してスパがオープンした。

14時 スパに到着。

 

弘法山 冨士見の湯に向かう。

続く。