10月2日(土)午後から肺癌検査
13時半、秋空の爽快な海老川遊歩道を散歩しながら
途中、川沿いの農家の野菜直売所で朝採り枝豆買い
船橋駅北口にある消化器病院へ午後2時半着
午後3時から診察が始まるが受付を先に済ました。
3年前ここで大腸ポリープが発見され、切除した。
それ以来毎年検査を受ける。
今日はレントゲン撮影と痰の検査のみなので直ぐに終わった。
15時半、食道癌で亡くなったあいつの行きつけの飲み屋一平が
15時からオープンしているので入る。
店主に彼の「納骨は10月24日にしました」と言う。
楕円形のカウンター席のみ、生ビールと名物名代煮込みを頼む
妻が母親の入院先から17時に船橋駅に着くので
それまで、チューハイを2杯、イカ刺し、ポテトサラダを飲食
17時妻到着、駅近くにある上海麻辣湯に入る。
女性に人気でヘルシーな春雨と薬膳風のスープが人気の店。
帰りは海老川沿いの道を通りあいつのマンション前で
窓辺に向かって合掌。
まもなく、初富に両親が眠る墓に埋葬されるのだ。
昨年あいつは9月16日柏がんセンター入院
私は9月27日 船橋の病院へ入院
それまで二人は煙草を吸っていた。
退院後 あいつは声帯を切除、喉に穴も開いているので
煙草は吸えなくなった。
毎日 ショートホープ60本、居酒屋一平で焼酎 日本酒がぶ飲み
朝、昼は殆ど食事せず。
独身60歳過ぎれば間違いなく食道癌になる。
わたしの場合、大腸ポリープ切除で強制的に吸えない状態になった。
しかし3日目から煙草を吸おうしたが院内 院外には吸える場所無し。
以前は玄関前に灰皿スタンドがあったのだが撤去されたらしい。
15日間の入院予定であったが、特養老人ホームのごとき
入院部屋に耐えられず10日間で退院
その後5日間自宅で療養した。
禁煙した訳では無いが、手元に煙草も無く買いにも行けない。
こうして15日間煙草無しで過ごし出社した。
それから1年間余、煙草吸わない日々が今日まで続いた。
決して禁煙を決意したのでも、健康、金銭を考慮したのでもない。
40年間吸い続けて心身が煙に疲れたのだろう。
会社に来客があり、スモーカーであれば灰皿を出す。
自分が禁煙したからといって他人に強制はしたくない。
客によっては長時間の商談の場合耐えられないようだと
私はおもむろに客の煙草をもらい吸う。
来客は表情がにこりとしてほっとしたように自ら吸いだす。
だが、少し吸って灰皿に置く。
一本吸ったら、又元に戻り喫煙継続になることはない。
息子も9月で煙草止めた。
あいつの悲惨な姿を見て徐徐に本数を減らし成功。
会社の女性は大喜び。
柳橋の欄干には灰皿用の缶があり、川面を眺めながら
おじさん達が吸っているのは羨ましく感じるが
吸いたいとは思わなくなった。