木枯し菊太郎ブログ

日本で森林が2番目の岩手に根を張り
森で働き、森を活かす事に時間を費やして
行きたいと想う者です。

被災地・大槌町吉里吉里から2回目の帰還

2011年03月16日 | 3・11巨大津波の爪跡
花巻市東和町地元企業の佐々長醸造のみそ・しょう油を届けに悪天の中、届けました。
行きは峠が20cmの積雪でトラック同士立ち往生、戻りは東京から来た
某全国紙の記者が乗ったハイヤーがスリップ3人がかりで手助け(なんとタイヤチェーンの装着出来ない)お陰で避難所にいる時間が少なく
自宅到着もかなり遅れた散々でした。

被災地は昨晩と今日の午後からの雪で重苦しい気持ち
昨日に比べ避難所はやはり沈んでいた。
板張りの体育館にビニールござでは余震の連続で敏感になるし
冷たさも感じる、住民の顔色もよくない
中学生が体調を崩し医師の居る場所に送られた。
降雪のため米英軍の救助はこなかったようだ。
気温が0度くらいまで下がり行方不明者の生存の確立が急激に減るのをすでに
漁師町の住民は察知している。今晩の寒さをどう乗り切るか、小声で会話が聞こえる
消防隊は交代のため帰還、午後は住民だけになり
もの悲しい空気が漂う、会話がなくうなだれている住民が多い
でも若者はまだ元気だった。私が物資を届けると
背中を押したり、声を掛けてくる何か情報を欲しがっている。
まだ希望の光はある。

地区の発言力ある人が居るときは動くが今日は居なかったので
統率がなくなにをしていいかわからないままいる人たち、勝手に動かれない暗黙の空気
北国の漁師町の男達は辛抱強いなと感じるが、行き詰まる時がいずれ来ると感ずる。

女性の方と話したら割に要望が聞けた
下着や靴下、歯磨き用品、焼き物料理がしたいなど
今の要望は日用品と料理用品と感じました。
物資支援はインナー用品・日用品・料理用具をぜひお願いします。
お届け先 岩手県大槌町吉里吉里小学校・緊急避難所宛でお願いします。



日本人の恥

2011年03月16日 | 3・11巨大津波の爪跡
荒涼とした被災地の光景・悲痛な思いの被災者を見たらこんな言葉は言えないと・・・
被災地から戻る途中に何ができるか考えながら戻りこんな事では失望するな
知事から外れた時の発言なら許すけど
お詫びに東京都知事任期中に物と人を送って欲しい
ならば知事自らスコップ持って瓦礫の撤去をお願いしたい

記事
「塗炭の苦しみ考慮を」 石原知事に宮城知事が不快感
2011年3月15日(火)11:02
 東京都の石原慎太郎知事が東日本大震災に関して「やっぱり天罰だと思う」などと発言したことに対し、被災地・宮城県の村井嘉浩知事は15日、「塗炭の苦しみを味わっている被災者がいることを常に考え、おもんぱかった発言をして頂きたい」と不快感を示した。同日午前の災害対策本部会議の後、報道陣の質問に答えた。県内では、約31万人が避難生活を送っている。

 石原知事は14日、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べた。

石原氏「撤回し、深くおわび」と謝罪 天罰発言
2011年3月15日(火)12:48
 東京都の石原慎太郎知事は15日、東日本大震災に関して「やっぱり天罰だと思う」などと発言したことについて、「言葉が足りなかった。撤回し、深くおわびする」と述べ、謝罪した。

 石原知事の「天罰」発言に対しては、被災地・宮城県の村井嘉浩知事がこの日、「塗炭の苦しみを味わっている被災者がいることを常に考え、おもんぱかった発言をして頂きたい」と不快感を示した。同日午前の災害対策本部会議の後、報道陣の質問に答えた。県内では、約31万人が避難生活を送っている。