木枯し菊太郎ブログ

日本で森林が2番目の岩手に根を張り
森で働き、森を活かす事に時間を費やして
行きたいと想う者です。

巨大津波の爪跡・石巻市 3/26

2011年03月27日 | 3・11巨大津波の爪跡
ボランティアが活動し始めた石巻市 3/26




厚ガラスも突き破る


瓦礫が積み重なって




避難しようとデイサービス送迎車に乗せたまま津波に飲み込まれ全員
亡くなった、利用者の約20名はまだ見つかっていない








































































たくましく生きる人たち

2011年03月27日 | 3・11巨大津波の爪跡
泥だしボランテイアの昼休みに地区民が自主的な炊き出しを拝見
年配の女性がお世話になった町内に御礼返しと毎日炊き出しをしているそうです。
この方は栗原市出身で50年前に石巻に嫁ぎ、暮らし津波が来た時は旦那さんと近くの
山に避難して難を逃れたが、家は全て流されたそうです。
頼りは、この方の職場である銭湯サウナがかろうじて営業できるかもと今回ボラに入りました。
この年配の女性は「よそ者が嫁に来て皆さんが受け入れてくれた恩返しは銭湯再開です
なにも無くなったから、残りの人生はこの町と銭湯の常連さんに尽くす」と強い決意
炊き出しを始めた日から、ダンボールに日付と材料と献立を書いた物が唯一の
「生きてきた証」と大切にしていた。

最後に「一生懸命やる事が生き残った者の勤めだ」自身や物、金銭に
とらわれていた我々に突き刺さる言葉でした。

帰り道、このばあさんの話を思い出すと目が潤んで運転ができなかったり
考えすぎて曲がり角を通り過ぎたりガソリン買いで2時間の道のりが
なんと5時間も・・・