木枯し菊太郎ブログ

日本で森林が2番目の岩手に根を張り
森で働き、森を活かす事に時間を費やして
行きたいと想う者です。

巨大津波・脅威編

2011年03月17日 | 3・11巨大津波の爪跡

大槌町・中心部 ゴミ収集箱に乗った車

漁船が上流まで流された



電柱がへし折られた


鉄骨構造も

窓を全て突き破る

大型トラックも哀れな姿

ガソリンスタンドは地下タンクだけ無事

津波のいたずら・赤浜



昨年夏に仕事帰りにくつろいだ浪板海岸・松林が半分にサファーのメッカ

大量の瓦礫を押し流す力

全てを押し流す力



重機をひっくり返す力・山田町

家をここまで押し上げる力

防波堤を破壊する力・釜石両石

鉄道レールなどアッサリ・JR山田線浪板付近

無事届けました

2011年03月17日 | 3・11巨大津波の爪跡
避難場所に味噌としょう油を届けました。
炊き出し等に役立てください
食事のバリエーションが増えれば希望を持てるでしょう

物資提供は花巻市東和町の佐々長醸造さんありがとうございました。
良質の水を使い品質本意の味噌・しょう油は県外でも評価されてます。
蔵にクラシック音楽を流し熟成した味噌「クラシック味噌」が有名です。

状況は厳しいけど希望を持とう

2011年03月17日 | 3・11巨大津波の爪跡

岩手内陸はまた雪が降り始めた。
寒気が今晩も日本上空に留まる昨晩より気温は下がるらしい
明日から天気は回復する見込み沿岸に通じる道は積雪だろう

寒気で電力は不足する電気まみれの日本の弱点を突かれた
石油依存を防ぐための原子力政策があだになった今回の大事故
皮肉にも電気を作るところが電気がなく冷却ができないとは

福島原発では総動員で最悪の事態を回避しようと
決死の活動している
勇気をもってすればきっといつかは

※インテル・ミラノの長友佑都さんの活躍にサムライを見た

被災地・大槌町吉里吉里から2回目の帰還

2011年03月16日 | 3・11巨大津波の爪跡
花巻市東和町地元企業の佐々長醸造のみそ・しょう油を届けに悪天の中、届けました。
行きは峠が20cmの積雪でトラック同士立ち往生、戻りは東京から来た
某全国紙の記者が乗ったハイヤーがスリップ3人がかりで手助け(なんとタイヤチェーンの装着出来ない)お陰で避難所にいる時間が少なく
自宅到着もかなり遅れた散々でした。

被災地は昨晩と今日の午後からの雪で重苦しい気持ち
昨日に比べ避難所はやはり沈んでいた。
板張りの体育館にビニールござでは余震の連続で敏感になるし
冷たさも感じる、住民の顔色もよくない
中学生が体調を崩し医師の居る場所に送られた。
降雪のため米英軍の救助はこなかったようだ。
気温が0度くらいまで下がり行方不明者の生存の確立が急激に減るのをすでに
漁師町の住民は察知している。今晩の寒さをどう乗り切るか、小声で会話が聞こえる
消防隊は交代のため帰還、午後は住民だけになり
もの悲しい空気が漂う、会話がなくうなだれている住民が多い
でも若者はまだ元気だった。私が物資を届けると
背中を押したり、声を掛けてくる何か情報を欲しがっている。
まだ希望の光はある。

地区の発言力ある人が居るときは動くが今日は居なかったので
統率がなくなにをしていいかわからないままいる人たち、勝手に動かれない暗黙の空気
北国の漁師町の男達は辛抱強いなと感じるが、行き詰まる時がいずれ来ると感ずる。

女性の方と話したら割に要望が聞けた
下着や靴下、歯磨き用品、焼き物料理がしたいなど
今の要望は日用品と料理用品と感じました。
物資支援はインナー用品・日用品・料理用具をぜひお願いします。
お届け先 岩手県大槌町吉里吉里小学校・緊急避難所宛でお願いします。



日本人の恥

2011年03月16日 | 3・11巨大津波の爪跡
荒涼とした被災地の光景・悲痛な思いの被災者を見たらこんな言葉は言えないと・・・
被災地から戻る途中に何ができるか考えながら戻りこんな事では失望するな
知事から外れた時の発言なら許すけど
お詫びに東京都知事任期中に物と人を送って欲しい
ならば知事自らスコップ持って瓦礫の撤去をお願いしたい

記事
「塗炭の苦しみ考慮を」 石原知事に宮城知事が不快感
2011年3月15日(火)11:02
 東京都の石原慎太郎知事が東日本大震災に関して「やっぱり天罰だと思う」などと発言したことに対し、被災地・宮城県の村井嘉浩知事は15日、「塗炭の苦しみを味わっている被災者がいることを常に考え、おもんぱかった発言をして頂きたい」と不快感を示した。同日午前の災害対策本部会議の後、報道陣の質問に答えた。県内では、約31万人が避難生活を送っている。

 石原知事は14日、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べた。

石原氏「撤回し、深くおわび」と謝罪 天罰発言
2011年3月15日(火)12:48
 東京都の石原慎太郎知事は15日、東日本大震災に関して「やっぱり天罰だと思う」などと発言したことについて、「言葉が足りなかった。撤回し、深くおわびする」と述べ、謝罪した。

 石原知事の「天罰」発言に対しては、被災地・宮城県の村井嘉浩知事がこの日、「塗炭の苦しみを味わっている被災者がいることを常に考え、おもんぱかった発言をして頂きたい」と不快感を示した。同日午前の災害対策本部会議の後、報道陣の質問に答えた。県内では、約31万人が避難生活を送っている。




巨大津波の爪跡 1

2011年03月15日 | 3・11巨大津波の爪跡
三陸海岸に観測史上を越える巨大津波が襲来
災害救援ボランティア活動が個人できるか考える前に
まずは現地に向かった。
目的地は岩手県大槌町にした。
その理由は潮位観測が測定不能と町長以下役場幹部職員が津波に流され
町の指揮機能を果たさなくなったい言う情報が入った。なにより
昨年にこの町周辺の山林作業に来て地理を知っていた事である

ボランティアの活動内容はは安否確認1名、無事の代理連絡1件
孤立集落の現状報告、隣町の山田町の現状報告、ツインターの代理投稿
薪切り、焚き火番、空き缶分別、支援物資搬入、被災者のボヤキ聞き手など
大槌町吉里吉里地区の避難場所・吉里吉里小学校にいたが、通常の通信網は
何も無い状態で現状や要望を発する事がでいないのに住民が甘んじているのに
なんとかできないかとブログで現状を伝える事を消防団長の許可をいただき発信
する事にした。


地震発生後停電になったであろう時刻に止まったままの小学校の時計

目的地についたとたん唖然とした風景が


岩手県大槌町を救え!

2011年03月15日 | 防災のこと
只今、被災地の岩手県大槌町吉里吉里(きりきり)地区から帰りました。
現在、物資情報過疎地です。
携帯各社不通・固定電話不通・停電・断水・燃料底つく・食料もいずれ無くなる
避難所前に14・15日いて時間経過と共に物資の量が減って行くのが見えてくる
災害移動電話はこの町だけ一台もない、となりの山田町は15日の朝から稼動なのに

ボランティアの受け入れはしばらくしないか
住民でがんばる気運なようです。

直面した支援は物資です

吉里吉里小学校の避難所にお願いします。
小規模避難所なので保管場所も狭いので少量でかまいません
特に食料・水が不足です

急ぎでアップしたので言葉足りずな所があるでしょうがお願いします。

世紀の大地震から4日目の朝

2011年03月14日 | 防災のこと
私の自宅は三陸沿岸に通じるR283号と花巻空港の近くのため
自衛隊・救援関係・報道・NPOなどの車両やヘリが往来します。
ただいま午前2時30分昼の騒がしが嘘のように静かです。

昨日、昼に電気が復旧したが下水道処理ができないので汚水削減に協力を
呼びかける町内放送があったので風呂水などは野外に捨てる事にする
深夜にNTT回線が復旧したようでパソコンでネットができるようになったが
津波被害の画像を見ると憤りを感じる。
以前、岩手・宮城内陸地震の被災者から
「約2000年前にこの地で震災があったらしいが
なぜ今に起きたのか」とボヤキを聞かされた。
今回の大地震が東北全域に起きた事で自分がボヤキたくなる。

まずは自分の身の回りが平静を取り戻してから被災地の事を
思って下されれば幸いです。
今後は大変長い復興の道のりが続きます。
過去に災害経験・復興した方々の経験からノウハウの提供援助がどうしても
必要です。
義捐金だけではこの大災害の克服は困難と思います。
みなさんの善意と行動をお願いします。


お願い・注意
三陸沿岸地方は全域が山と海岸線が同じで平地はほとんど有りません
道路は峠道で急斜面・カーブ多い・車幅が狭い
自動車での乗り入れは不便・迷惑です。
気候は穏やかな方ですが北東気流「ヤマセ」が吹くと霧で寒くなるので
雨具が必要です。
海産物が豊富ですが災害で水揚げは無いでしょう
昔から内陸のおいしい米がとても喜ばれます。

只今、午前3時です・まもなく沿岸に向けてなにができるか出発します。









大地震3日目の朝

2011年03月13日 | 防災のこと
昨日は岩手・大船渡に向かった通行止めでU ターン
買い出しの行列を見た
家に戻り手持ち救援用具を準備するもガススタが開かないと戻りの燃料が無くなるし道路状況も把握できない
偽情報が出ているので確信得られるまで出発を見合わせる
被災地に車輌は無理だから自転車やキャリー・背負子を準備した
特に被災地に車での乗り入れはやめましょう