京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

綿の生地もいろいろとあります

2020-04-27 14:03:19 | その他商品
先日、妊婦さんが腹帯用にと、サラシを求めてご来店されました。
残念ながら手作りマスクの材料にされる方が多いため
在庫はありませんでした。
 
しかし
綿の生地はサラシやガーゼだけではないのです。
知らない方が多いのでこういう見本をご用意しました。
 
 
糸の細さや織りの細かさで呼び方が変わるのですが
どれも綿100%です。
 
一番右の「天竺(てんじく)木綿」は
昔はカーテンに用いたそうです。
今のようにいろんな色や柄がなかったころの話なので
相当古い話です。
3種類の中で一番しっかりしています。
 
真ん中の「金巾(かねきん)」は
木綿の着物の胴裏に使われていたそうです。
また神社の鈴をならすのに
紅白の金巾が使われていたりします。
肌ざわりとしては柔らかく一番ガーゼに近いと思われます。
 
ちなみに、その妊婦さんは金巾を買って帰られました。
 
新型コロナでガラっと変わってしまった世の中。
ただ変わらないのは新町商店街の人通り



3密とは縁遠い商店街です。
 
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