日々徒然なるままに

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井戸のお祓いに参りました

2023-03-02 19:41:03 | お祓い
こんばんは。
朝はそうでも無かったのに夕方近くからまた気温が下がり始めたようです。
日中は時折時雨れるおかしな天気でしたが、より低い気温ならば雪になっていたでしょう。
事実中国山地沿いは雪で、高速は冬用タイヤ装置してくださいとラジオで言っていましたよ。












普段同様、朝の家事をして、さてそろそろ毎朝の祝詞奏上致そうかなと思っていますと1本の電話がありました。
家の電話に着信ですが、知らない携帯電話番号ですので、こういう時は用心の為、取ることはありません。
まずはその番号が不審なものでないかどうかパソコンで調べてみます。
大抵は不用品回収の業者とかあまり関わりたくない所ばかりですが、今回はそうではないようでした。
そこで折り返してみますと井戸の祓いをしてくれないかという事でした。
いつも懇意にしております業者さんではなく、全く初めての方のようでした。
お祓いは致しますが、いつがよろしいですかと尋ねると今からして貰えないかと言われます。
いや、幾らなんでも今日の今日は準備もありますし無理ですし、来週なら時間があきますよと伝えると、来週では遅いと言われます。
出来ないなら他所へ頼みますと言われ、話が終わりました。
普通は幾ら急いたとしても2,3日前にご依頼があろうというもの、そう思いましたが、電話口の相手はかなり焦っておられるようでした。
電話を切った後、自分としてはさて、どうしたもんか、どこかへ依頼されるとしても大概どちらも即座にはなさらないだろうと思い返し、
今一度件の方へ電話してみました。
どうでしたか、どちらかでお決まりになりましたかと伺えば、いやどこも出て来られないといわれます。
ならばお昼からでしたら参れますが如何でしょうかとお尋ねすれば、是非お願いしますと仰います。
そこで互いに時間を決めて、では後程と話が終わりました。
さぁ、そこからが大慌てです;。
急いでお祓いの準備をし、これまた慌てていつもの車屋さんへレンタカーがあることを確認して借り出しに行って来ました。
忘れ物がないか確認しつつ、荷物を入れて午後からに備えました。
ところで今日は先にも書くように時折かなりの時雨があります。
所謂、降ったり照ったりでこれまでこういう天気の時に外祭(がいさい)、外でのお祭りをしたことがありません。
井戸のお祓いだもんなぁ、龍神様だよなぁ、怒っておられるのかねぇ;とか思いつつお昼はうどんを啜って午後からに備えました。






うどんを食べるより前、というより車を借り出して後に、今回は先に現場を見に行って来ました。
同じ町内とはいえ丁目が違う場所、この辺りは丁目でかなり道路幅が違ったりしており、どんな場所かまず確認しようと思ってのことでした。
先にグーグルマップで見ておきましたが、それにしても車が通れるのか;な箇所が結構ある地域です。
おまけにアップダウンも結構厳しく、これ、崖じゃない?と思う場所もちらほら;。
それでも住んでおられる方は慣れっこなのでしょうけどね。
現場はそんな地域の細い道を抜けた辺り、確かに重機が入っている所がありました。
よくもまぁ、ここをダンプやら重機を入れたよねと思える程狭い所。
あまり狭いとか細いとかは失礼ですが、つい感じてしまいました。
ともあれ、その場所を確認して、午後は1時過ぎには家を出ました。
行くと、重機でまだまだ現場の土を掘り返し、均している最中のようでした。
しばらく待ってどうにか祭壇を組みましたが、その少し前まで結構な雨が降っている状態。
心の中で、龍神様、せめてお祭の最中だけは晴らせてくださいとよ~くお願いしておきました。
準備を始めると不思議と雨もあがり、青空も見えて来ました。
よし、この間にお祭が出来るなと思いながら準備を整え、依頼して下さった方と二人だけでお祭を始めました。
この時、これも我ながら、あら今回はよく声が出るねぇと思う程、神様をお呼びする警蹕の声も長く続きました。
祝詞の声もしっかりと出て、我ながら安心致しました。
肝心の井戸ですが、いきなり今日の今日でお祓いをご依頼された意味が分かりました。
井戸となれば大抵、古家等を壊す際にそれと知れるような造作がしてあります。
けれどこの現場のそれは、重機でがっさり土を掘り起こすと、蓋も何もないコンクリの下側に明らかに井戸だなと分かる深さの造りが
してあったようでした。
これは掘ってみなければ分からないですね、とその方と話したことでした。
私はてっきり此方のお宅の方が家を新築するのにまずは家解きをされるのかなと考えていましたがそうではなく、既に不動産屋さんの
手に渡っており、その不動産屋さん自体が井戸があることも知らされていなかったようでした。
また今回のこの解体等は本来なら2月末迄とされていたようでしたが、間に合わず伸びているようでした。
最初に今日してほしいというのは、この井戸のお祓いをした後にこの土地を均し、今日中に仕上げたいからということだったようです。
工事が伸びればそれだけ請け負う側が負担することになりますし、焦る気持ちも分かります。(確かに来週じゃ遅すぎますよね;)
そんな風にして井戸と思しき場所へ浄めの砂を撒き、最後は再び警蹕をしてお越しになりました神様におかえり頂きました。
そのおかえり頂くかどうか位から、もうよかろうとばかりに再び雨が降り始めました。
今の今まで晴れてたじゃんよ;と思いますが、本当に終わった途端の雨でした。
組んでいた祭壇もその上の神籬(ひもろぎ 神様に依りついて頂く場所)もずぶ濡れになりそうで、慌てて、神籬だけは先に車へと入れました。
その後、祭壇は相当に雨で濡れてしまいましたね。
何度も申しますが、外祭で此処までの雨はこれまでのお祓いでは初めてだったかと思われます。
いえ、過去に一度ありましたが、それは自分が致しました外祭ではなく、出雲大社遷宮の際のお祭でした。
あの時にも祭が終わったと同時にザァーッという結構な音と共に雨が降り始めたのを覚えております。
今回もそんなふうでして、不思議と言えば不思議なものだよなぁと感じたことでした。
ともあれ無事にお祭が出来て本当に何よりでした。
祭の間だけは雨は降らさないでくださいと龍神様にお願い致しましたので、戻りました折には、有難うございましたとちゃんと御礼を
述べておきましたよ。

















家に戻り、濡れた祭壇は神殿で乾かしております;。
車を返す際はちょっと寄り道をして先だって頼んでおいた名刺を取りに行って来ました。
今回もデッカいピレネー犬のエリーちゃんが出迎えてくれました。
案外覚えてくれているものですね。
そんなこんなで今日はバタバタと過ごしておりましたのでご容赦ください。

本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。





コメント
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