ビニールハウスで育てている花もこのところの気温の上昇でどんどんと咲いてきています。
写真の花名はわからないし、ながらく花が咲きませんでした。狭いハウスで、株も大きく葉ばかりなので引き抜いてしまおうかと迷う時も多かったのですが、待って良かった! 背丈は15・60㎝もあるのですよ!
こんなに淡くてきれいな花が咲き乱れています。何事にも言えることなんだけれど、“待つこと”は大切なことなのですね。喜びをもたらしてくれることが多いですよね。
石竹も所狭しと咲き乱れています。近所のおばあちゃんは切って帰って食卓の上に活けていてくれます。
一緒に活けていてくれるのはブロッコリーの花です。小さな房もあったのですが収穫せずにいたら、菜の花よりも小さな花をいっぱい咲かせたのです。
「可愛い」と持って帰っていただきました。
わが町の神社の祭礼のための松明(2本)を造りに行ってきました。松明造りを私たちは今でも“松明結い”と昔ながらの呼び方をしています。
8時から4時ごろまで。10時頃の15分と1時間の昼休みがあったものの、「あ~しんどかった! 老いた体にはこたえるのだ!!」なんちゃって!?
僕よりの若い40代の人が「ご飯を食べていつの間にやら寝てしまっていた」等と話題にしていましたから。
10年か何年か前までは、15歳から30歳までの若者たちが「祭礼団」を組織して“松明造り”もやっていてくれたのですが、少子化で子どもたちが減り、部活動重視などで参加者が減ることもあり、「祭礼団」は存続しているものの、彼らだけでは祭りの松明結いと太鼓準備・集会所から神社までの渡御と片づけ・辻々への提灯竿の設置と撤去はできなくなり、自治会と合同で行うようになっています。自治会の役員たちと五つに分かれている町内の各組から2人づつが応援に出るという形です。
昨日は天気も良く、汗をかきながらの作業でした。ねかした心棒に藁を巻きつけ縄で縛り、その上に編んだ種ガラを巻きつけて縛っていきます。そして編んだ葦で「傘」を造ります。写真左はその様子です。
準備を終えた松明を立てるのが大騒動! ハシゴや棒で押し立てていくのです。三方からロープを引き倒れないように調整しながら張って固定します。写真右。
ちなみに、この心棒は腐らないように祭りの時まで1年間、川に沈めておきます。
また、種ガラですが、毎年、次年の祭りのためにと、町内の田一反を順に提供しあいながら菜種を栽培して準備するのです。菜種の種まきは自治会役員がし、苗の定植・育ってきた苗への土寄せ、刈り取りと刈り取った菜種の積み上げ、菜種叩き(種落とし)と保管を2組ペアでローテーションしながら行うのです。
どの作業も雨の中や炎天下で行うことが多く、屈(かが)んだりする作業なのでしんどいものです。
まぁ、それにしても今年の松明結いは無事終わりました。よかった、よかった!!!
今年も同じような景色なのですが、今年はちょっと違うのですよ。
1つは、この写真ではモクレンの左奥にあるミカンの木とサザンカの木の剪定をしたのです。そして剪定で出た枝類はガーデンシュレッダーで裁断して周辺にまいたのです。
2つには、春を迎えた各地の風景を紹介するTV番組を見て知った桃の花の摘花の仕方で、我が家の桃の花を間引いたのです。上を向いて咲いている花は摘んで、下向きに咲いている花を残したのです。例年よりも大きな桃が収穫できるか、楽しみに見つめる日々が続きます。