今年は、隣の空き地にまで伸びていた2本の柿の木の枝をそれぞれ沢山切ったので、つまり渋柿の木の半分、富有柿の木の半分を切ったので、渋柿・富有柿ともに収穫数はほんの少しになってしまいました。
ただ、このことが幸いして、実った数は少なかったのですが、特に渋柿は例年の1.5倍ほどの大きさになりました。
そこで、勇んで「干し柿」作りに取り組みました。
まずは収穫。
ご覧の通り、渋柿はたったの56個でした。毎年なら200個以上もあったのに。
これらのうち48個を干し柿作りに使いました。
1個いっこ皮を剥(む)いて、吊(つ)るすヒモを結んで、熱湯にさっと浸(つ)けて、軒下に干しました。
剝いた柿の皮は乾かして、プロセッサーにかけて粉末にしています。
竹を削(けず)ってヒゴにして、8個ずつ1本の串にして、何本もすだれ状にして干していた時代もありました。
その名残りではないのですが、串に刺(さ)して干してみようにと思い立って、たちまち手近なにあった木工に役立てようと残しておいた焼き鳥の串を使って吊るしてみました。
きれいな形にできたとは思いませんか!?
3日くらい毎(ごと)に揉(も)んでいました。1回揉むごとに1個とつまみ食いをしながら。
ほどよい色になって、柿渋もすっかり抜けたので、まず知人2人にプレゼントしました。干し柿と富有柿とイチジクで作ったジャムをセットにして。
残りの干し柿は、1個づつラップに包んで、袋に入れて冷凍庫に保存しています。
時々に自然解凍して食べたいと思っています。解凍するまで待つ時間も味わいたいと思っています。
それから、枝で熟した渋柿や鳥に啄(つい)ばまれたたり、採る時に傷ついた渋柿は “熟し柿” にしていただきました。
もちろん啄ばまれた柿はいくつか枝から採らずに鳥に残しておきました。
どうです、トロットロなのがよく分かるでしょ!!
富有柿はまだ枝から採らず、ネットをかけて、食べたい時にもいで食べるようにしています。
こうして今年の干し柿づくりは終わりました。
これからは、富有柿を生食するかジャムにするかを早急に決めなくてはなりません。