長男が生まれた年に、それまでのタイルを貼り付けた風呂をユニットバスにしました。もう31年も前のことです。そのもっと前は五右衛門風呂だったんですよ。
そのタイル風呂のボイラーが故障したので直しに来てもらったのですが、工事の人が「よく今までもっていたなぁ。」と感心しておられました。なんせ31年ももっていたのですから。
しかし、寿命がきていて故障は直らず、結局新しくすることにしました。
その当時、この地域では、個人宅でのユニットバスは珍しくて、近所の人が「新しい風呂にしたんやて。ちょっと見せて。」と見に来ていたのですよ。
さて、新しくしたガス給湯器(ecoジョーズ)ですが、とても便利です。
お湯を替えること・そのための栓の抜き差し・浴槽を洗うこと・フタの開閉以外はボタンを押すだけでO.K.なのです。
一番便利なのは、ボタンを押すだけで、設定した温度でお湯を張り、張り終えると「お風呂が沸きました。」と知らせてくれることです。
夕べも、追い炊きのボタンを押してお湯に浸かっていると「お風呂が沸きました」と知らせる音声。思わず「ありがと~!」と大きくお礼の声を上げました。
そして思ったのです。少し前、テレビで飲料水の自動販売機に購入者が話しかける設定のコマーシャルがありましたが、人はたとえ一方的であってもコミュニケーションを求めているのだなぁ、と。まさに「ありがと~!」の私です。
今言われているAIでは双方向でのコミュニケーションです。もっと実用的で快適になるだろうとは思いますが、人間の優位性と尊厳はなくしたいものだなぁ、と思います。