木のぬくもり館のつぶやき

手作り家具職人の一日を気の向くままに書き留めます。サイトはhttp://kinonukumorikan.com です。

結麗桜

2006年04月09日 | Weblog
結麗桜の民話を探してきた。以下そのコピー。

 地元には、結麗桜にまつわる民話が残っています。 
 田主丸が遊郭の町として栄えた昭和初期。結と麗という美人姉妹の遊女が秋の彼岸に現れては、1日も休まず働いていました。疲れ果てても笑顔を絶やすことのなかった2人は、春の彼岸だけはと暇をもらい、石垣萬山望園の桜の下で満開を待ちました。満開になると姉妹は着物を脱ぎ、月の光の下で舞い始めます。すると働いた半年間の疲れをすべて吸収するかのように、花びらはひらひらと体に吸い寄せられていき、2人は活力を取り戻します。花びらは元の木に舞い戻り、姉妹は平原公園へ消えて行ったと言われています。
 その萬山望園が今の高山果樹園。平原公園には結麗桜の分木があり、今では桜の名所となっています。結と麗は河童という話もあり、「幽霊」ではありません。
 結麗桜の花びらを一枚、盃に受けて飲み干すと若さを保つ…といういわれが本当かどうかは分かりませんが、結麗桜にはそんな不思議な美しさがあります。

つぼみはピンク。花は透明感のある白っぽい色。昨年は4000人もの人がこの桜を見に訪れました。東京から飛行機で毎年はるばる見に来る人もいるようです







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする