ビックリ仰天！！！

このブログにも書いたのだが、1年以上前の出来事だが、こんな事があった。

一人の「前歯が抜け、ジャージ姿で、長靴を履いた老人」が工房に来て、「家を出るとき財布を忘れてきて、車のガソリンがなくなり困っているので500円貸して欲しい」と言ってきた。
オレは性善説の信望者なので、ああ～、困っているんだな～～～と思い、財布を見たが500円がなかったので、覚悟を決め1000円貸した。

その後、全然音沙汰ないので「ああ～～～、新たなサギで、騙されたのだな～～～。」と思っていた。

今日突然、「前歯が抜け、ジャージ姿で、長靴を履いた老人」が訪ねて来た。
その老人曰く「この前は見ず知らずの私にお金を貸してくださり、ありがとうございました。大変助かりました。その後、返しに行こうと思ったのですが、体調を崩し、入院していましたので遅くなりましたが、本日返しに来ました。」と言って、1500円出した。

オレはビックリし「確か貸したのは1000円ではなかったですか？1000円で結構です。」と言ったら、「500円は皆さんでジュースでも飲んで下さい。」とのこと。

むむむ～～～っ、とっても反省。あの時は、この老人を完全に詐欺師にしてしまった自分が情けない。。。
あの時、何か理由があって返しに来る事が出来ないんだな～～～、と思っていれば性善説の信望者で収まっていたのだ。

「前歯が抜け、ジャージ姿で、長靴を履いた老人」が帰って行く後ろ姿に、頭を垂れる情けない自分がいたのであった。