to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

神様、もう少しだけ

2009-05-16 23:52:46 | TV dorama
1998年夏クールのフジテレビ(1998年7月7日~9月22日)
プロデューサー 小岩井宏悦
脚本 浅野妙子
演出 武内英樹、田島大輔、岩本仁志、西浦匡規
音楽 S.E.N.S
【主題歌】『I for you』 LUNA SEA
【挿入歌】『In the Sky』、『きらら』 工藤静香
出演 金城武/深田恭子/加藤晴彦/仲間由紀恵/宮沢りえ/矢沢心/東根作寿英/竹下宏太郎/益岡徹/平田満/田中好子
第5回「心開いてご覧…君は一人じゃない」
啓吾は、啓吾だけは自分の味方だと寂しい想いを抱えて会いにきたのに、
あまりにも辛い現場を目撃した真生は、観たくなかった、信じたくなかった。
学校での心を突き刺すイジメ、母親はよその男に心を奪われている。一番の味方だと思っていた啓吾まで、、
心が折れてしまった真生は踏み切りに立っていた―


この回は、イサムのおかげで助かった真生が、いよいよ自分の秘密を家族に知られ、
家族を巻き込むことになる苦悩と、その反応に苦しむ様子。
深刻なスランプが啓吾の音楽人生に危機をもたらし、それでも真生と関わっていたい啓吾の心の疼きが描かれます。

イサムは本当にいいヤツです。
病気と一人で闘っていけるわけは無い―。
なぜ彼女が死のうとしたのか、今真生に降りかかっている現実を、
「無理にでも訊いてやってください」と、病院に駆けつけた両親に言ってあげましたから。

(お母さん)「じゃあ、どうする?私がエイズだって言ったら?!
そんな挑戦的な言葉で始まる病室での会話―というより、修羅場。
この場面の恭子ちゃんの演技は凄いです―。こころにナイフがあります

イサムから真生の事は貴方の所為じゃないのかと言われ、真生を見舞った啓吾は
人に期待して愛されない腹いせに死ぬなんて最低だ。死ぬならもっと本気で生きてからにしろ」と言い放つ。
それでも「啓吾は本気で生きているの?」「人にできない音楽があるのに」「贅沢だよ!」と
逆に真生の放った言葉が啓吾の何かに触れる。
激しい言葉をぶつけながら、しかし、二人は無意識にお互いを励ましていたんですね・・・
真生の言葉で勇気付けられたように、啓吾は新曲作りを開始するのですから。

退院した真生は、家族を巻き込む罪悪感と、本気で味方になってもらえない悲しさから家を飛び出し、
街を彷徨っていると耳に入ったラジオから聴こえる啓吾の声・・・。



最初の晩の「ILOVE KEIGO」が思い出されるふたり。
最初からお互いの孤独を知り、惹かれあって、求め合っていた。お互いに必要な存在だった・・・
そう思わずにいられない魂の呼ぶ声―が、きこえました。

で、一方で啓吾には、「高校生と援助交際?」と取材が入っていたんですね。。。

捨てられない音楽と、守りたい真生。神は啓吾を試すのでしょうか?