to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

チョコレート・ファイター

2009-05-29 21:12:02 | the cinema (タ行)
原題 CHOCOLATE
製作年度 2008年
製作国 タイ
上映時間 93分 映倫 PG-12
監督 プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演 ジージャー/阿部寛/ポンパット・ワチラバン/ジョンアマラー・シリポン/イム・スジョン/タポン・ポップワンディー
日本の大物ヤクザ、マサシとタイ人女性ジンを両親に持つゼン。自閉症の彼女はチョコレートとアクション映画が大好きな女の子。たぐいまれな身体能力で、ビデオで一度観たアクションをすぐに自分の技にしてしまう。美しく成長したゼンはある日、最愛の母ジンが白血病に冒されていることを知る。多額の治療費を工面するため、ジンの手帳に記されたリストを頼りに、彼女が金を貸している人々を訪ねて金を回収してまわろうとするゼンだったが…。

「レッドクリフPartⅠ」の2倍以上の興行収入をあげるミラクルヒットになったというタイ映画「チョコレート・ファイター」観て来ました!
とにかく、凄かったー

チラシの「スタントなし!」「生傷アクション!」は本当だった
主演のジージャーは"バンコク・ユース・テコンドー大会"で金メダルという黒帯3段の実力派でありながら、
4年間もの間、体力、耐久力、柔軟性増強の為の厳しいトレーニングを受け、
ムエタイ、体操の基本、武器の使い方、
スタントマンとのアクションシーンにおける立ち位置やタイミング、受け身の技法や武術テクニック等をみっちり指導を受けて撮影に望んだと言う、
その長い準備期間を経て繰り広げられるバトルの臨場感は、
凄いんだけど、華麗でもある

ストーリーなんて凄く単純で、余り意味がないというか、、
だけどそのシンプルさが、この場合よかったかも!

私は阿部ちゃんはラブストーリーの似合わない俳優だと思ってるんだけど、
ここでは珍しい阿部ちゃんのラブシーンが観れます
そして、これまた珍しいアクションシーンも!


阿部ちゃんの初日舞台挨拶の記事に、アチラの名だたる格闘家にぼこぼこにされたシーンは
結局撮り直しになったそうですが、
すごい強さのパンチをくらって鼻の骨が折れそうだったんだけど、
タイではリアルファイトが当たり前なので相手も謝ってくれないし、スタッフも当然って顔してるんですよ

という談話がリアルであったと、本編が終わって直ぐのメイキング映像が物語ってます

CGナシ、ワイヤーなし、しかも!ビルから落下するシーンにはマットさえないんです
常に医療スタッフが待機していたんですね・・・・
それでも、この時既に24歳のジージャーが、とっても幼く見え、
そのか細い身体から繰り出される技の数々に感嘆し、
ジャッキーの映画に初めてであった時(龍拳?)の爽快さを思い出しました。
でも、
ここで、この作品の主人公の設定が活きているというか、彼女の容姿が活きていると言うか、
苦手なイタイシーンの連続なんだけど、後半の怒涛のアクション、死闘には
自然に涙が流れます。
泣きながらこんな少女の戦いを見たのは初めてでした。

5月は邦画を含めたアジア映画を続けてみている気がしますが、
今のところ大きくハズレナシといったところアクション好きの方、一見の価値ありの作品です
コメント (6)
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