1998年夏クールのフジテレビ火曜日ドラマ
脚本 浅野妙子
演出 武内英樹、田島大輔、岩本仁志、西浦匡規
音楽 S.E.N.S
【主題歌】『I for you』 LUNA SEA
【挿入歌】『In the Sky』、『きらら』 工藤静香
出演 金城武/深田恭子/加藤晴彦/仲間由紀恵/矢沢心/田中有紀美/竹下宏太郎/益岡徹/平田満/田中好子
過去の傷を引き摺り、生きることに傍観的な音楽プロデユーサー・石川啓吾と
生きるということの意味を手探りしていたイマドキの女子高生・叶野真生が出会い、
その運命的な一夜に、もう少女がHIVに感染していたことから、
数々の困難な壁を乗り越える姿を描く、「生と死」「愛と勇気」を問うラブストーリー。
第6回「生きるための闘い…勇気を下さい」
真生のストレートな言葉「啓吾は真剣に生きているの?」で啓吾はもう一度、真剣に挑戦したいと懸命になるが、啓吾の新曲をリリースしてくれる会社はなかなか見つからない。
一方真生は、HIVの治療を受けようと決心する。
この回は、周りも見え、お互いを信頼できるよすがとする二人が、
自分の声に耳を傾け、自分の生き方を探る回といえるかも知れません。
レコード会社との契約を打ち切られ、新たに新作をリリースするための場を求め奔走するが、
真生との付き合いを嗅ぎ回るマスコミも気になる啓吾。
治療を受ける気になり病院へ行った真生は、平塚医師(伊佐山ひろ子)の
「やりたいことが無いとか、夢が持てないとかいうのはみんな同じ。感染してるしてないに関係ないでしょ」と言われ、真剣に受け止める。
そうなのだ・・やりたい事もみつからずみんなと群れて、空しさを抱えて啓吾の曲に出会ったのではなかったか・・・
家では両親が険悪なムード。「彼とは別れた。今、あの子を本気で支えられるのは私たちしかいない」という母の話を立ち聞きした真生は胸を熱くする。
病院の帰りに寄ったCDショップで、偶然出会った麻美に「謝りたかった」と言って貰え、
学校に行く気になった真生。クラスのイジメが始まろうとした時、麻美が「真生がエイズなわけないじゃん」と庇ってくれる。が、
今度はその麻美が何者かに怪我を負わされてしまい、真生の中で新たに衝動が芽生える・・・
―本当の自分を知ってくれ、庇ってくれた親友は虐めにあい、
真生をエイズだと思っていないから買い物に誘ってくれた友人は戻ってきてくれた―
その友達を騙しているようで、心から楽しめない、後ろめたい真生・・・。
楽しい時間を過ごした後の、何気ない美加たちの会話に、沈んでいく真生。
見過ごしてしまいそうなシーンですが、この時の真生の中に渦巻いていた思いが後の感動のシーンに繋がっています。
終業式の朝、啓吾がレコード会社と契約切れ状態であることをラジオで知った真生は、
「自分の人生の責任は、自分でしか取れない」という啓吾の言葉に背中を押され
終業式終了後の壇上に立つ――
震えながら、時に言葉に詰まり、だけど包み隠さず経緯と今の心境を語り、
「生きてることはちっとも当たり前のことじゃない。こんなに苦しい、だけど、・・・」
「前よりつらいはずなんだけど、なんか前より生きてるなぁって・・・」で、いつも決壊します
・・・スキャンダルの発覚は啓吾の命取りにつながる―。だけど、堂々と生きたいという真生の姿勢に、啓吾も覚悟を固める。
そしてその様子を嗅ぎつけた記者によって、啓吾のスキャンダルは全国を駆け巡ることに・・・
この回も素晴しいシーンに、心を奪われるセリフ。
イサムの「お前の人生はヒトより短い」や、
幼い頃から苦労してきた啓吾は、世間の反応を予測できていながら、「お前を誇りに思うよ」など、
恋する男が素敵に描かれたドラマだったなぁ~と、改めて感じました。
嘘をつけない17歳の生き方に触れて、本気で盾になるイサムと啓吾がカッコイイです
そして、全校生徒の前で、大胆にも告っちゃった真生。
たとえエイズで死ぬとしても、ホントの触れ合いがしたいと言って、
「でも、皆は違う。今なら間に合う」なんといっても、このセリフが素晴しい
脚本 浅野妙子
演出 武内英樹、田島大輔、岩本仁志、西浦匡規
音楽 S.E.N.S
【主題歌】『I for you』 LUNA SEA
【挿入歌】『In the Sky』、『きらら』 工藤静香
出演 金城武/深田恭子/加藤晴彦/仲間由紀恵/矢沢心/田中有紀美/竹下宏太郎/益岡徹/平田満/田中好子
過去の傷を引き摺り、生きることに傍観的な音楽プロデユーサー・石川啓吾と
生きるということの意味を手探りしていたイマドキの女子高生・叶野真生が出会い、
その運命的な一夜に、もう少女がHIVに感染していたことから、
数々の困難な壁を乗り越える姿を描く、「生と死」「愛と勇気」を問うラブストーリー。
第6回「生きるための闘い…勇気を下さい」
真生のストレートな言葉「啓吾は真剣に生きているの?」で啓吾はもう一度、真剣に挑戦したいと懸命になるが、啓吾の新曲をリリースしてくれる会社はなかなか見つからない。
一方真生は、HIVの治療を受けようと決心する。
この回は、周りも見え、お互いを信頼できるよすがとする二人が、
自分の声に耳を傾け、自分の生き方を探る回といえるかも知れません。
レコード会社との契約を打ち切られ、新たに新作をリリースするための場を求め奔走するが、
真生との付き合いを嗅ぎ回るマスコミも気になる啓吾。
治療を受ける気になり病院へ行った真生は、平塚医師(伊佐山ひろ子)の
「やりたいことが無いとか、夢が持てないとかいうのはみんな同じ。感染してるしてないに関係ないでしょ」と言われ、真剣に受け止める。
そうなのだ・・やりたい事もみつからずみんなと群れて、空しさを抱えて啓吾の曲に出会ったのではなかったか・・・
家では両親が険悪なムード。「彼とは別れた。今、あの子を本気で支えられるのは私たちしかいない」という母の話を立ち聞きした真生は胸を熱くする。
病院の帰りに寄ったCDショップで、偶然出会った麻美に「謝りたかった」と言って貰え、
学校に行く気になった真生。クラスのイジメが始まろうとした時、麻美が「真生がエイズなわけないじゃん」と庇ってくれる。が、
今度はその麻美が何者かに怪我を負わされてしまい、真生の中で新たに衝動が芽生える・・・
―本当の自分を知ってくれ、庇ってくれた親友は虐めにあい、
真生をエイズだと思っていないから買い物に誘ってくれた友人は戻ってきてくれた―
その友達を騙しているようで、心から楽しめない、後ろめたい真生・・・。
楽しい時間を過ごした後の、何気ない美加たちの会話に、沈んでいく真生。
見過ごしてしまいそうなシーンですが、この時の真生の中に渦巻いていた思いが後の感動のシーンに繋がっています。
終業式の朝、啓吾がレコード会社と契約切れ状態であることをラジオで知った真生は、
「自分の人生の責任は、自分でしか取れない」という啓吾の言葉に背中を押され
終業式終了後の壇上に立つ――
震えながら、時に言葉に詰まり、だけど包み隠さず経緯と今の心境を語り、
「生きてることはちっとも当たり前のことじゃない。こんなに苦しい、だけど、・・・」
「前よりつらいはずなんだけど、なんか前より生きてるなぁって・・・」で、いつも決壊します
・・・スキャンダルの発覚は啓吾の命取りにつながる―。だけど、堂々と生きたいという真生の姿勢に、啓吾も覚悟を固める。
そしてその様子を嗅ぎつけた記者によって、啓吾のスキャンダルは全国を駆け巡ることに・・・
この回も素晴しいシーンに、心を奪われるセリフ。
イサムの「お前の人生はヒトより短い」や、
幼い頃から苦労してきた啓吾は、世間の反応を予測できていながら、「お前を誇りに思うよ」など、
恋する男が素敵に描かれたドラマだったなぁ~と、改めて感じました。
嘘をつけない17歳の生き方に触れて、本気で盾になるイサムと啓吾がカッコイイです
そして、全校生徒の前で、大胆にも告っちゃった真生。
たとえエイズで死ぬとしても、ホントの触れ合いがしたいと言って、
「でも、皆は違う。今なら間に合う」なんといっても、このセリフが素晴しい