製作年度 2009年
上映時間 119分
脚本 吉田智子/ 森山あけみ
監督 長沼誠
音楽 久石譲
主題歌 麻衣『ウルルの唄』
出演 船越英一郎/深田恭子/桑代貴明/北村沙羅/濱口優/光石研/桜井幸子/大滝秀治
「マリと子犬の物語」のスタッフ・キャストが再集結、“ウルル”と名付けたオオカミの子との触れ合いや冒険を通して成長していく幼い兄妹の姿と家族の絆を暖かなまなざしで描いた感動ファミリー・ドラマ。
母親の入院を機に東京から北海道へとやって来た兄妹、昴としずく。そこには野生動物救命所で獣医を務める父・大慈が暮らしていた。しかし、5年前の離婚以来、久々に顔を合わせる父親との生活はぎこちなく戸惑うばかり。そんな彼らも、美しい大自然や野生動物たちに囲まれ、周りの人々に優しく支えられながら少しずつ新生活に溶け込んでいく。そしてある日、しずくはオオカミに似た一匹の子犬と出会い、“ウルル”と名付けて飼い始めることに。だが、ウルルとの幸せな日々も束の間、野生動物保護協会の分子生態学者から、ウルルは絶滅したはずのエゾオオカミの子供である可能性が高いため、しかるべき機関へ預けるべきとの指摘を受けてしまう。そこで、昴としずくは自分たちの手でウルルを母親のもとへ返そうと、アイヌ語で“オオカミの棲むところ”の意味を持つ伝説のオオカミの国“ホロケシ”を目指す旅に出るのだが…。
コチラは恭子ちゃんと船越さんがPRに頑張っていましたね。
そのPR番組の中で(日テレのCAPTAIN TV だったかな?)船越さんが仰っていたことが全てだったような気がします。
「ファンタジー映画なのに魔法も魔法使いも出てこない。
でも夢のような奇跡が―」
誰もが心弱くなっている時、夢を見たりしたいもの。
この物語の主人公は子供たちです。
そして、その兄弟の愛情を受けて育つウルルです。
私はことさら動物好きではありませんが、子犬の可愛さ、
そして日々離れ難くなっていく楽しい時に、それが断ち切られる辛さ、切なさは良く解ります。
このウルルがエゾオオカミではないか?との情報は他ならぬ兄妹の叔母である恭子ちゃんが流してしまい、
兄妹は身を切られるような辛い決断をしなければならなくなりますが、
子供たちの冒険の旅は「マリと子犬~」の時とは全然違うものになっています。
大感動とか、大号泣とかはないですが、
バラバラになっていた家族をひとつの出会いが成長させ、近づけて、
相手を思いやるということが自然に語られています。
自然は護られなければならないでしょう。
絶滅危惧種は保護されるべきではありましょう。
でも、ここでは子供たちの決断のそのわけは、ただひたすら親に寄せる子供の愛からきているのですね。
まだ幼いウルルに何が必要なのか、答えを導き出す子供の単純さはカッコイイです
森の場面では数年前の「蟲師」を思い出しました。
説教じみてもいないので、冬休みにご家族でご覧になるのもいいですね
ドッグトレーナーの方が、船越さんと恭子ちゃんのことを、
「犬のことは全て理解している。心強いアシスタント」と仰っていましたが、
メロンちゃんを飼って2年の恭子ちゃん、この撮影にはメロンを同行しなかったようで、
やはりそこらへんにも彼女の姿勢を感じて嬉しかったりしました
上映時間 119分
脚本 吉田智子/ 森山あけみ
監督 長沼誠
音楽 久石譲
主題歌 麻衣『ウルルの唄』
出演 船越英一郎/深田恭子/桑代貴明/北村沙羅/濱口優/光石研/桜井幸子/大滝秀治
「マリと子犬の物語」のスタッフ・キャストが再集結、“ウルル”と名付けたオオカミの子との触れ合いや冒険を通して成長していく幼い兄妹の姿と家族の絆を暖かなまなざしで描いた感動ファミリー・ドラマ。
母親の入院を機に東京から北海道へとやって来た兄妹、昴としずく。そこには野生動物救命所で獣医を務める父・大慈が暮らしていた。しかし、5年前の離婚以来、久々に顔を合わせる父親との生活はぎこちなく戸惑うばかり。そんな彼らも、美しい大自然や野生動物たちに囲まれ、周りの人々に優しく支えられながら少しずつ新生活に溶け込んでいく。そしてある日、しずくはオオカミに似た一匹の子犬と出会い、“ウルル”と名付けて飼い始めることに。だが、ウルルとの幸せな日々も束の間、野生動物保護協会の分子生態学者から、ウルルは絶滅したはずのエゾオオカミの子供である可能性が高いため、しかるべき機関へ預けるべきとの指摘を受けてしまう。そこで、昴としずくは自分たちの手でウルルを母親のもとへ返そうと、アイヌ語で“オオカミの棲むところ”の意味を持つ伝説のオオカミの国“ホロケシ”を目指す旅に出るのだが…。
コチラは恭子ちゃんと船越さんがPRに頑張っていましたね。
そのPR番組の中で(日テレのCAPTAIN TV だったかな?)船越さんが仰っていたことが全てだったような気がします。
「ファンタジー映画なのに魔法も魔法使いも出てこない。
でも夢のような奇跡が―」
誰もが心弱くなっている時、夢を見たりしたいもの。
この物語の主人公は子供たちです。
そして、その兄弟の愛情を受けて育つウルルです。
私はことさら動物好きではありませんが、子犬の可愛さ、
そして日々離れ難くなっていく楽しい時に、それが断ち切られる辛さ、切なさは良く解ります。
このウルルがエゾオオカミではないか?との情報は他ならぬ兄妹の叔母である恭子ちゃんが流してしまい、
兄妹は身を切られるような辛い決断をしなければならなくなりますが、
子供たちの冒険の旅は「マリと子犬~」の時とは全然違うものになっています。
大感動とか、大号泣とかはないですが、
バラバラになっていた家族をひとつの出会いが成長させ、近づけて、
相手を思いやるということが自然に語られています。
自然は護られなければならないでしょう。
絶滅危惧種は保護されるべきではありましょう。
でも、ここでは子供たちの決断のそのわけは、ただひたすら親に寄せる子供の愛からきているのですね。
まだ幼いウルルに何が必要なのか、答えを導き出す子供の単純さはカッコイイです
森の場面では数年前の「蟲師」を思い出しました。
説教じみてもいないので、冬休みにご家族でご覧になるのもいいですね
ドッグトレーナーの方が、船越さんと恭子ちゃんのことを、
「犬のことは全て理解している。心強いアシスタント」と仰っていましたが、
メロンちゃんを飼って2年の恭子ちゃん、この撮影にはメロンを同行しなかったようで、
やはりそこらへんにも彼女の姿勢を感じて嬉しかったりしました