to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ニュームーン/トワイライト・サーガ

2009-12-30 15:39:54 | the cinema (ナ行)
原題 THE TWILIGHT SAGA: NEW MOON
製作年度 2009年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 130分
原作 ステファニー・メイヤー
脚本 メリッサ・ローゼンバーグ
監督 クリス・ワイツ
出演 クリステン・スチュワートロバート・パティンソン テイラー・ロートナーダコタ・ファニング/アシュリー・グリーン/ニッキー・リード/ジャクソン・ラスボーン/ケラン・ラッツ/ピーター・ファシネリ


永遠に年を取らない美しきバンパイアと女子高生のラブ・ロマンス『トワイライト~初恋~』の続編。
18歳の誕生日を迎えたベラ。しかし、永遠に17歳のままでいる恋人のヴァンパイア、エドワードより年上になってしまう現実を受け入れられず、絶望感に浸っていた。そんな中、誕生パーティの席で事件が起こる。指を切ったベラの血に引き寄せられたエドワードの家族が彼女に襲いかかり大混乱となってしまったのだ。エドワードたちカレン一家はベラの身を案じ、この町を去ることを決意する。愛するエドワードから突然別れを告げられたベラはますます打ちひしがれる。そんな彼女を励まそうと寄り添う幼馴染みのジェイコブ。ところが、やがて彼にある異変が起こり始める。彼は、ヴァンパイアと敵対する狼族の末裔だったのだ。そしていま、狼族としての遺伝子が覚醒を始めたのだ。一方、次第に元気を取り戻していくベラは、自分の身を危険にさらすとエドワードの幻影が見えることに気付く。そして、その幻影を追い求めるあまり自らを窮地に追い込むようになるベラだったが…。

ほとんど期待値ゼロで観た前作が、思いもかけず楽しくて、
つい今回は期待しすぎだったのか、
それとも自分で勝手に妄想していた(笑)シーンがなくて肩透かしだったのか、
やや物足りなさが残りました。

1歳トシをとって18歳になった割りに、ベラの思考が子供っぽい行動をとらせるところも
チョット気恥ずかしい(笑)

今回の見所はオオカミ族とヴァンパイア族であるカレン一家の戦い―と、
勝手に思い期待していたものだから、
カレン一家の登場シーンの少なさにガッカリでした。

まぁ、今回はさらに少女マンガチックでしたよね
というわけで、1ヶ月以上も記事を放置していたわりに簡単な感想でスミマセン
甘ったるいけどわくわくもドキドキもあった前回の方がやっぱり好きかも

華麗なる恋の舞台で

2009-12-30 13:34:40 | the cinema (カ行)
女であること、恋をすること、私であること
原題 BEING JULIA
製作年度 2004年
上映時間 104分
原作 サマセット・モーム 『劇場』
監督 イシュトヴァン・サボー
出演 アネット・ベニング/ジェレミー・アイアンズ/マイケル・ガンボン/ブルース・グリーンウッド/ミリアム・マーゴリーズ/ジュリエット・スティーヴンソン/ショーン・エヴァンス/ ルーシー・パンチ/モーリー・チェイキン

イギリスの文豪サマセット・モームの傑作を基に、人気女優の生き様をエネルギッシュに描いた人間ドラマ。
1938年のロンドンで舞台女優としてトップを走るジュリア(アネット・ベニング)は、舞台監督の夫マイケル(ジェレミー・アイアンズ)や聡明な息子ロジャー(トム・スターリッジ)と平穏な家庭を築いていた。そんな中、ジュリアは母子ほど歳の違う米国人青年トム(ショーン・エヴァンス)と出会い、やがて恋に落ちる。

こちらも劇場鑑賞を逃したのが悔やまれる、大人の女性の人生を謳った素敵な作品でした

若さと共に失っていく美貌。
40代も半ばを過ぎると、ジュリアのように舞台人でなくとも、女はそのことに気づき、
恐れもし、立ち止まり、自分を見つめ直す。

1938年のロンドン。
人気女優のジュリアは、満たされながらも、マンネリ化した生活に苛立っていた。
夫婦であり、舞台に関しても彼女のよきパートナーである夫マイケルは、何気なく(、のように
ジュリアのファンだというトムを紹介する。
ここからして、このジェレミー・アイアンズ扮する舞台監督の夫が、今、この女優に必要ななものが何であるか?知っていたという気がする。

そして、思惑通り(だと、私は思う)彼女に恋がやってきて、
彼女は息を吹き返すのだから♪
恋する女であり、息を吹き返した女優。
しかし良き友人、チャールズ卿の予感は現実的であり、、
そんな第一幕の後、彼女の恋の第2幕が幕を開ける。

ジュリア自身の恋の舞台を見守るチャールズ卿役のブルース・グリーンウッドと息子ロジャー(トム・スターリッジ)を興奮させる瞬間は、
世の不条理をなんとなく受け入れざるを得ない日常を清々しく吹き飛ばす爽快さが味わえます



これは記事がかなり遅くなりましたが、ジュリアのナイーヴな息子を演じているのは、
パイレーツ・ロックで高校中退して船に乗り込んでくるあのカール役のトムくんです。
これからが楽しみな一人です

サマセット・モームの妻は、有名なインテリアデザイナーでもあったリー・モーム。
一室に鏡が60枚もあった極端な例もあったというから驚き。
この作品のジュリアの寝室はそのリー・モームの作品をモデルに作られたとか。
インテリアやファッション、照明など趣があり素敵です