毎週日曜 21:00~21:54 フジ
脚本 宇田学
演出 西坂瑞城 長瀬国博
キャスト 深田恭子/要潤/瀬戸康史/佐々木希/浅香航大/瀬戸朝香/梶原善/別所哲也/時任三郎
地上波連続ドラマでは初となる航空管制官にスポットを当て、年間6000万人超の命を預かる航空管制官や航空業界スタッフたちとの強い絆を描く。
東京国際空港(通称・羽田空港)を舞台に、篠田の成長や管制官たちのチームワーク、
実際に空港で起きた感動エピソードなど、空港で巻き起こるさまざまな人間ドラマ。
世界で最も困難と言われる職業の一つである管制官を深田が演じる。さらに、羽田空港の全面協力で映し出される空港の裏側も見どころ。
#01 空を操る航空管制官 空中衝突を回避せよ!
空港のグランドスタッフから航空管制官になった篠田(深田恭子)は、着任前日に空港管制塔を訪れ、ベテラン管制官・竹内(瀬戸朝香)と出会う。翌日から、新人管制官として働く篠田は、彼女の訓練監督を務める竹内から厳しいシミュレーション指導を受けていた。そんなある日、篠田はついに実際の管制を担当することに。竹内の補助もあり何とかこなしていくが、離陸機が滑走路に誤進入してきたのを見逃してしまう。
恭子ちゃんの1年ぶりの主演連ドラが、ラブストーリーでもコメディでもなく、
ヒューマンドラマというのがまず新鮮でした。
篠田香織(深田恭子)は、初出勤を前に職場となる空港管制塔に向かうモノレールの車中で、
スマイルサポートの乗客と思われる少年と出会い、元グランドスタッフとしての経験を生かし、
搭乗口まで送り届ける。
この短いエピソードは香織が目配りが出来、過去の職場でもデキル女性だったことを手短に伝えて、いい掴みだったと思う。
着任前の挨拶の時に、離陸したばかりの一機がバードストライクを起こし、
羽田上空は着陸待ちの渋滞が起こるが、管制官たちの冷静な指示で無事に事なきを得る。
それでも、アクシデントで引き返した機の乗客たちの対応に追われる元の職場の同僚達を思いやる香織。
そして、夜のデッキで、飛び立つ飛行機をみつめるどこか哀しげな香織―。
そして、数日のシュミレーションを経て初めて管制を任される日。
着陸を許可した初めての機体が無事羽田に下りたのを見て、思わず感動し、その油断が一機の誤進入を見逃す!
ここでこの管制官たちの性格が一気に紹介されるとなる(笑)
主任2人は仲があんまり良くない。香織の指導担当の竹内は冷静だが、近藤は自信家で感情的で、やや押し付けが目立つ。
竹内の迅速なフォローで無事機を着陸させるが、一瞬のミスで惨事を招いたかもしれないと落ち込む香織を
主幹管制官の結城が慰める。「管制官は結果がすべてだ」管制官にミスはなかっとしながらも、
「人間は 必ず ミスを犯す。でも、大事なのは
今回のようなミスが起きた時にチームワークでカバーできる管制をどう築いていくかだ」
それから、厭だったシュミレーションも自ら受け、飛行機の離発着に関する様々なことを猛勉強する香織だったが、
ある日、それが活かせる事態が起きる。
鳥が低空部分を飛行!そこで天気が荒れると判断した香織。
突然の悪天候を読んだ彼女に、エマージェンシーが同時発生した2機の指示を任せる竹内。
「現場の失敗は現場でしか取り戻せない」竹内は、香織に自信を取り戻すチャンスを与える。
そして、2機目の燃料が心配な状況で、香織は一番近い滑走路に変更することを判断。
近藤は反対するが、結城は認め許可する。そして、2機目も無事着陸しホッとするのもつかの間、
続々と続く待機中の飛行機。―空の交通整理は待ってくれない・・。
普段目にすることの無い、空港管制官という仕事。
その独特の緊張感と重要性を印象付けるのに成功した初回だったと思います。
「何事も無くて当たり前」だけど、自然や人間の判断やミスなどで様々なことが起こる。
その職業の大変さを、色々なアクシデントをもって描くのだろうけど、
今はバラバラなこの管制官達が、人間的に厚みを増し成長する姿を中心に描いていって欲しいです。
後は・・・管制官達が見ているモニターや専門用語などは、
早口で流れていくセリフより、説明字幕をつけてくれた方が解りやすいと思ったなー。
ヒロインは何かがあって、グランドスタッフから管制官になったと思うのだけど、
その思いの強さが、彼女の努力の源なんでしょうが、
可愛く、熱く、仕事に情熱を持つアラサー女子を、恭子ちゃんに演じていって欲しいです