to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

眠れる森の熟女(9)最終話

2012-10-31 23:43:20 | TV dorama

白馬の王子様を待っていていいのは、何歳までですか。
2012年9月4日(火)~10月30日(火)放送予定
総合・午後10時55分~11時24分 連続9回
《作》篠崎絵里子
《演出》渡邊良雄
《音楽》高見優
《出演》草刈民代/瀬戸康史/羽場裕一/磯野貴理子/朝倉あき/左時枝//山本圭/森口瑤子
ヒロインは、46歳の専業主婦。
夫が、突然に離婚を切り出してきた。「SNSを通じて久しぶりに再会した中学時代の同級生と結婚したい」と言われ、これまで主婦として築いてきた全てを失う。
そんな中、ふとしたきっかけで超高級ホテルで働くことになった彼女は、ふた回り近くも歳若い、世界的ホテル王のイケメン御曹司、通称・王子と出会う。王子は、人前ではパーフェクトな人柄を演じるが、裏では実はサイテーの性格・・・。
ヒロインと王子とのほのかなロマンスを軸に、女性としてさらに成熟を目指すヒロインの、新しい挑戦を明るく描くラブコメディー。

第9回 「熟女が目覚めるとき」

千波(草刈民代)は、かける(松岡広大)が「浩史(羽場裕一)と暮らす」と家を出たことに、激しいショックをおぼえる。かけるは、自分の存在が、千波の再婚への障害になると考えたのだ。
祐輔(瀬戸康史)は、千波への気持ちに整理がつかず、困惑する。そんな折、杉浦(山本圭)から、祐輔の母にまつわる重大な告白を受ける。一人さびしく生活を送る千波のもとに、ある夜、春子(森口瑤子)と京子(磯野貴理子)がやって来る。


今回もコミカルな中に、いいシーン、いいセリフがありました。

人間は強いんだ。
杉浦爺やの「なんちゃって」秘話に込められた祐輔への力強い励ましの言葉。
どこからどこまでが嘘なのか、王子はショックを受けますが、
爺の愛情たっぷりの告白は、ちゃんと祐輔に伝わって、彼はひとつ吹っ切れましたね。

女も独身で仕事を続けていると、ホントの友人は少なくなってくるけど、
春子は自分が不倫した相手の妻に、馴れ馴れしく会いすぎでしょう。妻の親友にも。
ここが無神経に感じてどうしても、この展開は嫌だったけど、今回は千波さんが言ってくれたし
さんざん引っかき回して最後はかっこよく自分の人生守って…。」も、同意。
私たち....なりふり構わずさ…。幸せになろうよ、ね。」も、
この、なりふり構わずにも、個人差がでそうではありますが、この時千波サンは決心したんですよね。

「子どもがいたら邪魔だなんて男にお母さんを渡したいか?子どもが10人いてもいいってくらいのヤツじゃないと駄目なんじゃないのか?」と言う浩史に、
やっぱり甘いね。お父さんは。
そんな正論で片づくもんじゃないんだよ。男と女は。
」かけるの方が精神的には大人でした

千波さんは、かけるのこともあり、職場で祐輔をみかけても避けてしまいますが、
せっかく鎧を脱ぎかけた王子が、また心を開く事はないのでしょうかと気をもんでいたら、、

高岡祐輔様。に始まる千波さんの最後の手紙は、
「僕ですみませんと貴方は仰っていましたが、私は手紙の向こうのあなたに恋をしていました」
と添えられています。
その手紙に、名言集を閉じて(笑)王子も鎧を脱いだ返事を書き、
最後には直筆の言葉を添えるのです―。
       
思いがけない離婚から、眠れる森の主婦は現実に目覚め、王子と出会い、その中で
知らず知らず、お互いの傷を癒し励ましあっていた。
そんな2人をコミカルに描きながらも
血の繋がり…、家族という姿、
失敗しない為にではなく、
転んでも起きて生きていく為に
必要な事、を温かく教えてくれたドラマでした♪

    もしも悪い魔女の魔法で眠り過ぎて王子様に気付いてもらえなかったとしても
    焦る事は何もない。
    もしも数十年遅れの王子様が現れて恋に落ちて…
    その恋が1週間で終わったとしても どうって事はない。
    大切なのは残り時間じゃなくて今を生きようと思う気持ちだから。
    何かを失っても人生は続いていく。
    私たちは自力で目を覚まして…そして、幸せをつかむ

                                              

遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~

2012-10-31 21:41:46 | TV dorama

脚本 橋部敦子
演出 石川淳一:植田泰史
主題歌 常套句/Mr.Children
出演 生田斗真/真木よう子/桐谷健太/香椎由宇/柄本佑/木村文乃/国仲涼子
高知県・四万十川を舞台に、等身大の若者たちを描く群像ドラマ。いわゆる就職氷河期世代を指す、ロストジェネレーションこと“ロスジェネ(さまよえる世代)”。働き口がない、自分の居場所が見つからない、将来に夢も希望も持てない…日本のリアルな現実を背負ったロスジェネど真ん中の男女7人が、四万十川の大自然を前にして自らの希望や夢、秘密と向き合っていく。

第2話 「オレの人生、花開く瞬間は ありますか?」
欣治(ミッキー・カーチス)が転んで動けなくなり、丈太郎(生田斗真)は稲刈りを引き受ける。欣治は丈太郎が付き添った病院で、‘四番ピッチャー松本弘樹’(柄本佑)を見つけ、大興奮。県大会の決勝で敗れはしたものの「四万十のヒーローだ」と聞かされた丈太郎は、少年野球のコーチの代役を探していると告げるが断られてしまう。一方、彩花(香椎由宇)とデートの約束をして舞い上がる丈太郎を、かほり(真木よう子)はからかう。。

今回は一人暮らしの欣治がなぜか執心する、元地元の高校野球のヒーロー松本弘樹(柄本佑)をめぐるお話。

順一から、少年野球チームのコーチが負傷したと聞いていた丈太郎は、弘樹に臨時のコーチを頼むが断られる。
かほりの同級生だと知って彼女からも頼んでくれるように言っても、
順一(桐谷健太)も無理だといい、結局彩花とのデートが少年野球チームの練習に付き合うことになるが、
彩花も一緒だという事で嬉しい丈太郎。

そこに、実は彩花と同棲している弘樹が通りかかり、
またしてもしつこく練習をみてくれと頼むが、彼の挑発にも乗らず弘樹が去ろうとしていた時に
外野が接触しけが人が出てしまい、かほりが呼ばれる…。

今回は、熱心というよりしつこいと感じてしまった丈太郎のコーチへのお願い。
あそこまで頑なに断るのを不審に思わない描き方にイラッとしました。

そのしつこさは、今までの人生で、ナニカで脚光を浴びた事がない丈太郎が
地元の人たちの記憶に残る活躍をしていた弘樹が羨ましかったからでしたが、
結局、彼がなぜ野球から遠ざかろうとしているのかは明かされないまま。
でも、丈太郎の素直さと、欣治を思う気持ちに動かされた弘樹は、
初対面では握る事がなかった欣治の手をしっかり握り返す事ができました。

その弘樹と同棲しながら、いともあっさり丈太郎と付き合う彩花は、
どこか何かが欠落しているように思えるし、
幸せなはずのかほりの姉の、ヒトには見せない精神不安の原因とか、
なんか、明るいのは丈太郎だけって気がしてきました、、

一度は花開いた弘樹の、人生を投げているよな日々と
まだ、この先に花開く時がくると信じる丈太郎の帰り道、見つけたものは――

という、まだまだプロローグの段階という感じの今回でしたが、
いくら田舎であっても、何かというと全員集合みたいなのはやっぱりわざとらしい。
メインのうち3人が病院勤務ということもあるのでしょうが、
この先もずっと老人を絡めた病気、怪我ネタというのはカンベンして欲しいな~。