
あなたは殺人犯ですか?
上映時間 141分
原作 吉田修一『怒り』(中央公論新社刊)
脚本 監督 李相日
音楽 坂本龍一
出演 渡辺謙/森山未來/松山ケンイチ/綾野剛/広瀬すず/原日出子/池脇千鶴/宮崎あおい/妻夫木聡

コチラも、公開初日に観たのに、今頃の感想となってしまいましたが
サスペンスとしての展開が、ヒューマンドラマとしての面白さも増幅させて、
何れも主役級のキャストの演技もあって、素晴らしかったです


凄惨な事件現場に残された“怒 ”の文字――…
そして登場する3つの場所に現れる素性の知れない3人の青年。
その3人に心惹かれて拘ってしまう人たち。。。
寂れた港町、東京のカオス歌舞伎町、無人島…―
逃亡者が潜伏するに持ってこいのシチュエーションであり、そこで拘った人にも
それぞれの結末があり、観ている間犯人特定に集中していた観客も、その終盤にきて
タイトルの意味を思い知るのですよね、、、。
世の不条理に対する怒り、
愛する人を信じきれない自分への怒り、
不甲斐ない自分への怒り――
でも、、ずっと尾を引くのは、
愛する人を疑ってしまう事に始まる深い闇……
人を信じることの難しさと、
疑ってもみなかった為に起こる悲劇――
傷ついても人は生きていかなくちゃならない。
あるドラマでの爺やのセリフ、「人間は強いんだ」を思い出しました。
彼ら(彼女ら)を観てきて、、そう無言のエールを送りたくなりました。
どなたにもお薦めというわけにいかないけれど、凄い作品でした。
1年前の記事・・・
ピエロがお前を嘲笑う原題 Who Am I - No System Is Safe製作国 ドイツ 上映時間 106分 映倫区分 PG12脚本 バラン・ボー・オダー/ヤンチェ・フリーゼ監督 ......
松山ケンイチ君だったりして(笑)
彼の最初の演技が怖かったですよね。
素性が分からないというのは、やはり疑ってしまいますし
妻夫木君や宮崎あおいさんの涙は手に取るように分かりました。
この映画の怒りは皆さんそれぞれ違いましたが
最後の中学生は自分と相手と二つでしたもんね
彼のその後が心配です(笑)
itukaさんもケンイチ君と綾野クンがお気に入りとは
凄く嬉しいです~♪
シリアスでもコミカルでも、確かな掴みを持って
作品の中に引っ張ってくれますよね!
たぶん、苦手俳優の二人も一緒かと(笑)
>最後の中学生は自分と相手と二つ
ホント、ここは胸が引き裂かれるような痛みを覚えました。
現実にはこんな事、二度と会ってほしくないですよね"怒"
私だったら「棒」と壁に書いておきます。
まあ、、私的にはケンイチくん、綾野クン、ブッキーで嬉しかった作品でした(笑)
「怒」->「棒」
上手いっ