愛するひとが、
半年後に永遠の旅立ちを
選ぼうとしていたら――
原作:脚本 ジョジョ・モイーズ『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』(集英社文庫刊)
監督 テア・シャーロック
エミリア・クラーク/サム・クラフリン/ジャネット・マクティア/チャールズ・ダンス/ブレンダン・コイル/マシュー・ルイス/ジェナ・コールマン
イギリスの田舎町に暮らす天真爛漫でおしゃれが大好きな26歳の女性、ルー。ある日、働いていたカフェの閉店で失業してしまう。ようやく見つけた仕事は、交通事故で車椅子生活を余儀なくされたイケメン大富豪ウィル・トレイナーのお世話係というもの。それは6ヵ月の期間限定という条件付きだった。生きる意欲を失い、すっかり心を閉ざしていたウィルだったが、ルーは持ち前の明るさで少しずつ彼との距離を縮めていく。そしていつしか恋に落ちるルーとウィルだったが…。
平凡な女の子が、車椅子生活で心を閉ざしてるイケメン大富豪と出会い惹かれあう、
王道のラブストーリーだと思って観に行ったら、、、!!
違うじゃん!!
邦題!何してくれちゃってんのよ=
原題はME BEFORE YOU
コレは原作本の日本語タイトルをそのまま取るほうが合ってるとは思いますが、
――キミと会う前のボク――
恋よりもその想いから離れられなかったウィル、、の印象が強いです。。。
ポップで豪邸には似合わないルーの衣装と笑顔、
貧乏だけど仲良し(もたれあってる?)家族のやり取り、
どうでもよさそうな恋人(笑)
そして、、大富豪の側では、息子の心に添う両親…
コミカルなシーンも多く、時々笑いが起きてましたが
半年の期間限定のバイトの意味にルーが気付くところから、この邦題に腹が立ってきました
まあ、、単純な私はそれでも信じたかったんですよ、ハッピーエンド。
コレは『四体麻痺になったら人間として価値がないのか?』という批判を浴びているそうで、
このウィルの選択とそれを認めた周辺の人たちにも当然、観客も
え?!それでいいの?!です。。。
そして、一見ラブストーリーですが、
重いものを突き付けているドラマでもあり、
数年前に観たアル・パチーノ主演の米ドラマを思い出しました。
観る方の年齢にもよってこの作品の評価や印象は違うと思いますが、私が刺さったのは、
ウィルの決断を知った両親が争うシーンの、父親のセリフです。
母親はみんな彼の母親みたいになると思うのですが、、、
考えても当事者にしか答える権利がない、みたいな思いになりました。
それにしても、この邦題はナイ。
随分観客を逃がしてると思います
観た後に語り合いたくなる作品です
こんな重いテーマなのに、意外にサラリと描いてて
kiraさん同様「え~?」でしたよ(笑)
ルーの最後の笑顔に疑問だらけでしたが
たぶん彼の子供が宿っているんだと勝手に納得しちゃいました^^;
ルーは渋々同意だし~f^_^;
ぶれないウィルはそれはそれで悲しかったけど、、
子供を宿してるって、
どこまでもターミネーター(笑)
でもそれも良いね♪