to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

バベル

2007-05-04 02:06:43 | the cinema (ハ行)
        届け、心。       
製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 143分
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本 ギジェルモ・アリアガ
出演 ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/菊地凛子/二階堂智

言葉が通じない。心も通じない。想いは届かない。
 ―世界はバラバラになってしまった―

始まりは、モロッコの少年が放った一発の銃弾だった・・
撃たれたのはモロッコを旅行中のアメリカ人スーザン(ケイト・ブランシェット)
夫のリチャード(ブラッド・ピット)に誘われて気乗りのしない旅の途中だった。
2人の幼い子供を乳母のメキシコ人に預けていたが、夫婦は3人目の子供を亡くし心はすれ違っていた。

モロッコの山間の家で少年たちは争いながらも、ヤギの世話をしたり、家の手伝いをしていた。
山羊を襲うジャッカルを撃つ為、父は買ったばかりのライフルを兄弟に持たせるが、ささいな競争心から発した銃弾は思いがけずバスの乗客・スーザンに当たってしまう。

ライフルの元の所有者は日本人の会社員、ヤスジロー(役所広司)と判明。
彼には聾唖の障害をもつ高校生の娘チエコ(菊池凛子)がいたが、妻が自殺したことで2人の間に心の溝ができていた。

アメリカでは残されたリチャードの子供達が、代わりのベビーシッターが見つからず乳母のアメリアとその甥、サンチャゴと一緒にメキシコに向かう。

――流血のモロッコ、暴走するメキシコ、怒りのアメリカ、傷だらけの日本――

政治的な問題に阻まれ、迅速に救助が来ないことに苛立つリチャードの焦り、怒りをブラピが熱演。
特に、スーザンに失禁を打ち明けられてからのシーンは感動的だった。

メキシコからの帰途、飲酒運転がばれて再入国を阻まれたサンチャゴの暴走と、砂漠におきざりにされたアメリアと子供たちの悲運は根強い人種差別からくるもの。
アメリアの想いは伝わらなかった・・・

モロッコの警察と、銃撃戦になってしまう兄弟と父にも、同じ言語でありながら伝える事さえしない「不信」という壁。。

少ない登場シーンで、役所広司は安心して観ていられた。
話題の高校生役の菊池凛子は、想像以上の体当たりでした。
ただ、この日本編は絶対に変(笑)
・マスクなしで治療する歯医者。ありえない!
・高校生に話があると呼び出されて、単独で出向き上がりこむ刑事。
その後のチエコの行動がやりやすくするための制作側の都合で、おかしな国日本になっている(笑)
たとえ耳の聞こえないチエコに読唇させる為だとしても、後で説明すればいいことだし。

描きたかったのは言語や民族、国籍からなる「壁」ではなく、それを乗り越えようとして生きるひと――そういうことが公式に書かれていたが、
果たしてあそこまで"性"を強調しなければ、伝わらなかったのか正直疑問に思う。

突っ込みなし、ネタバレなしでいきたかったのだけど、魅力的なテーマに、
役者陣が、子役に至るまで、本当に素晴しい演技をしていたので、リアリティを欠く脚本にとても残念。
日本編または日本変、実際の日本を知らない外国人と、日本人観客の評価が分かれる作品だと思う。

スパイダーマン3

2007-05-02 00:18:17 | the cinema (サ行)
監督 サム・ライミ
音楽 クリストファー・ヤング
出演 トビー・マグワイア/キルステン・ダンスト/ジェームズ・フランコ/トーマス・ヘイデン・チャーチ/トファー・グレイス/ブライス・ダラス・ハワード/ジェームズ・クロムウェル

せっかくの映画の日、混んでいるのを覚悟で行って来ました。

ニューヨークの街はスパイダーマン(トビー・マグワイア)によって 平和を保っていた。
恋人メリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)との仲も順調なある日、ベンおじさん殺害の真犯人、フリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が脱獄。
同じ頃、空からは謎の黒い生命体が落下して、ピーターに忍び寄る。
そして誤解から親友ハリー(ジェームズ・フランコ)は、父親の復讐のためピーターに攻撃をしかけてくるが・・・

今回は、あの善人にしか見えないピーターのココロの隙に生まれたもう一人のスパイダーマン、ブラック・スパイダーマンとどう闘うのかが最大の関心でした!

街のヒーローとの自負からくるピーターの驕り。そこからすれ違う恋人との関係。
仕事上のライバルの逆恨みも引き起こし、新たな敵をつくってしまうピーター!
そこからは誤解からなる復讐の連鎖。

最新VFXを駆使した闘いのシーンは超ド迫力
ニュー・ゴブリンとなったハリーとの戦い、
さらに偶然から生まれたサンドマンと戦い、
自らが招いたヴェノムとの戦い!手に汗を握るという言葉を実感しました

映画の日ということで、子供連れも多く途中悲鳴も・・
1や2よりも闘いのシーンは凄いです!
でもやはり、「悪」に黒くそまっていく時、それは誰にも起こり得る、良心が欠けていく時―。
人とひとの係わり合い方が、子供にもわかるように描かれていたと思います

あまりの迫力に心臓ばくばくの2時間余りでしたが、個人的には「2」より良かった~


ストロベリー・オンザ・ショートケーキ

2007-05-01 00:25:00 | Weblog
ストロベリー・オンザ・ショートケーキ
4月30日(月)25:59~27:07 TBSテレビ [再]5話「彼が妹を抱いた朝」
5月1日(火) 25:59~27:07 TBSテレビ [再]6話「雨のバレンタイン」
5月7日(月) 25:59~27:05 TBSテレビ [再]7話「嘘とジェラシー」


なんだかGWって感じがしません。
が小さい時の方がお出掛けばっかりで、ある意味大変だったけど、
それなりにGWらしい疲れだったような
ま、お弁当作りがない分、GWって感じ?