to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

カイジ 人生逆転ゲーム

2009-10-12 01:01:27 | the cinema (カ行)
考えろ、裏をかけ。
そして未来を手に入れろ。

製作年度 2009年
上映時間 130分
原作 福本伸行
監督 佐藤東弥
出演 藤原竜也/天海祐希/香川照之/山本太郎/光石研/松尾スズキ/佐藤慶/松山ケンイチ

自堕落な日々を送る26歳のフリーター伊藤カイジ(藤原竜也)は、友人の借金の保証人になったために多額の負債を抱えてしまう。そんな彼に金融会社社長の遠藤(天海祐希)は、一夜にして大金を手にできる船に乗ることを勧める。その船で奇想天外なゲームをするはめになったカイジは、人生を逆転するための命懸けの戦いに挑む。

いまやテレビでも映画でも漫画原作の実写化が激増というのも頷ける面白さ、
コチラも、原作は全く知らないで観に行きましたが、解りやすく、面白かったです!
初日の午後の回、大勢の若者に混じって楽しんできました!

初っ端から中学生の清掃シーンみないな藤原くんに、そうそう、あんなだったよね~と、いきなり親目線(笑)
その人物像に危うさを覚えながら、ある程度闇の世界の予測はついてしまいますが、
ドラマの「ライアーゲーム」は複雑で乗れなかった私でも付いていけるシンプルなゲーム。

ゲーム開始時からあからさまな組織側の(勝ち組?)罵詈雑言。
カイジを含む負け組みのこれまでの「生きるスタイル」が曝されて・・・と、
これはある種、社会の中で大人が負うべき若者に向ける叱咤、指導する姿を、
そうしてこなかった大人や社会への自戒を込めた作品でもあると感じました。

うかうかと知り合い程度の「友人」の保証人になりながら、
その事実すら忘れ、
その日暮らしのような頼りない生活をしてきた情けないカイジは、借用書を前にしても言い訳三昧。
この時の遠藤サンのセリフには親として(笑)同感でした~。

ゲームが始まっても、借金が増えていくという事だけでもカイジにとってはなんとか逃げたい思い。
しかし、自分の都合のために下した安易な方法では直ぐに騙される。
それは信じるに足りる男か?という事よりも、楽な方に乗っかった結果。
しかし、進退窮まって一つ彼は勝つことへの最初のヒントを得る
それは、なにも勝負に勝つだけに限らない、ちゃんと生きていく為に必ず必要と思われることなんですよね。
しかし、ここで彼はまだほんの一歩、前進(人として)しただけ。
「限定ジャンケン」では命の危機はまだないのです。

そして彼の苦難の道すがら、彼は更に己の甘さ、人間の汚さと闘うことになるのです。

本当に悪趣味な「鉄骨渡り」、「Eカード」の真実
コレより先のキャストの演技はもう最高~

演出的に(?)な部分も個人的にはいくつか気になりましたが、
これはその非現実の展開と、役者の演技で引っ張っていかれます。
そして、何か上手くいかない現実に、いつも言い訳して逃げている気味な若者に、
ぜひ、カイジからの、というよりこの負け組みを演じた人たちからのメッセージを受け止めて欲しいと想いました。
モチロン、悪の帝国の面々からのがんがんな暴言も胸に!
最悪の状況でも人生は逆転でき得る!・・・かも?!

藤原くんと松ケンの2ショット~
カイジと利根川(香川照之)の心理戦!見応えありました
地下帝国の大槻(松尾スズキ)とのやりとりの場面もなかなかでした。
ここに載寧龍二くんの姿もありましたね、久しぶりでした。

やっぱり日本の漫画家はスゴイ面白いよ

今夜の「新堂本兄弟」と「天地人」

2009-10-11 23:29:34 | Heart pink
今夜はいつもより遅いスタート
23時45分からフジテレビ

まさかのイケメン★トークバトル続編!!
まさかのゲスト!
Backstreet Boys ですよー 楽しみです

    天地人・・・

残念ながら、今回も恭子ちゃん・淀の出演はなかったですが、
今回、男親のそれぞれの子を想うシーンがよかったですね。
コレは、たぶんにこの時代にはあったであろうか?というくらいの描き方。
一貫して陰に回って、上杉と主君に仕える息子を支えてきた直江惣右衛門、結構現代女性に支持される男子でしたね。
さて、もう終盤、来週予告に淀殿でておりました。
期待しましょう~

アンフィニッシュ・ライフ

2009-10-10 23:27:47 | the cinema (ア行)
原題 AN UNFINISHED LIFE
製作年度 2005年
上映時間 108分
監督 ラッセ・ハルストレム
出演 ロバート・レッドフォード/ジェニファー・ロペス/モーガン・フリーマン/ジョシュ・ルーカス/ダミアン・ルイス/ベッカ・ガードナー

サイダーハウス・ルール」「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム監督の日本未公開作品。
恋人の暴力に絶えかね、11歳の娘グリフを連れ、亡き夫の父アイナーを頼って彼が営むワイオミングの牧場へと逃げてきたシングルマザーのジーン。しかしアイナーは、最愛の息子の死の原因となったジーンを許すことが出来ず、決して心を開こうとしなかった。

監督もキャストも一流の人物を配しながら、なぜか日本未公開となった作品。
でも、子供を、大人を、その人生をみつめる目線の確かさと温かさは本作でも同じ。

過去を許せないまま、心塞ぐ日々を送っていた男たちに訪れる11年ぶりの来訪者。
それはアイナー(ロバート・レッドフォード)から生きていく力を奪ったジーン(ジェニファー・ロペス)。
しかも彼女は息子の子だというグリフ(ベッカ・ガードナー)と一緒にしばらく同居したいという。

彼は、牧場の牛を守ろうとして熊に襲われたミッチ(モーガン・フリーマン)の世話を焼きながら、
亡き息子の墓に語りかけ、無気力な日々を送っていたが、
子供らしい率直さで、少しずつ近づいてくる孫の存在と、
親友・ミッチの言葉で、徐々に行動的になっていく。

好きで帰ってきたわけじゃない田舎町。何かあればすぐさま町中に筒抜け。
おそらく、ジーンにしてもこの街を出る時、好きで出て行ったわけではないのだろう。
自分を赦せないから、ちゃんと向き合えないジーン。
そんな彼女を援けるのは・・・

ワイオミングの萌える緑の中で、男たちの時計が少しずつ動き出していく・・・

テーマは「赦し」と「訣別」でしょうか。
派手さはないけど、素朴で痛々しい彼らの日々を思わず応援したくなる、ハルストレム作品の登場人物。
アイナーがグリフに少しずつ仕事を教えるシーンは、
「グラントリノ」の二人を思い出しました。
終始無駄のない、そして優しくなれて、ほっとする。やっぱり素敵な作品でした~

私の中のあなた

2009-10-09 23:48:00 | the cinema (ラ・ワ行)
もう姉のドナーにはならない。

原題 MY SISTER'S KEEPER
製作年度 2009年
上映時間 110分
原作 ジョディ・ピコー 『わたしのなかのあなた』(早川書房刊)
脚本 ジェレミー・レヴェン/ニック・カサヴェテス
監督 ニック・カサヴェテス
出演 キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン/アレック・ボールドウィン/ジェイソン・パトリック/ソフィア・ヴァジリーヴァ/ジョーン・キューザック/エヴァン・エリングソン

アメリカの人気作家ジョディ・ピコーのベストセラー小説を、ニック・カサヴェテス監督が映画化。
サラとブライアンのフィッツジェラルド夫妻は長男ジェシー、長女ケイトとの4人家族で幸せに暮らしていた。しかし、ケイトが2歳の時、白血病に冒されているが発覚する。そこで両親は未来ある娘の生命を救うため、遺伝子操作によってドナーにぴったりの新たな子供を“創る”ことを決断する。こうして生まれてきた次女アナは、幼い頃からケイトの治療のために何度も手術台に上がり、過酷な犠牲を払ってきた。ところがある日突然、11歳のアナは自ら弁護士を雇い、大好きな姉ケイトへの腎臓の提供を拒んで両親を訴えるという驚くべき行動に出る。ケイトを助けることが人生の全てとなっていたサラは、アナの思いがけない決断に激しく動揺し激怒する。そしてついに、愛し合う親子は、法廷の場で対決することになってしまうのだったが・・・

コレは、、チラシのキャッチコピーはネタバレですよね~。
わざと今回はその後に続く文章はカットしましたが、勘のいいかたなら、もうこのストーリーは読めると思います。

11歳の子供が親を告発する――フツウの親なら青天の霹靂。
子供の人権と、ドナーを必要とする白血病の医療的見地からそこに深く切り込んでいるのかと思いきや、、、イヤ、
正直、もう流れは結構早い段階で解りましたので、
普通の難病モノという感じでしたね。

妹が2歳で発病すると、長男だってまだ3歳という幼さなのに、
母はケイトに付きっ切りになり、それでもやがて生まれたアナの犠牲の上にいくつもの危機を乗り越えてきたかにみえた。
だけど、みんなの頑張りに支えられて、母には見えないものがあった・・・

お話自体は良くある難病もの。
傷つき疲れて、ばらばらになった家族が、ちゃんと気づき受け入れることで再生していく物語。
でも、キャストがなかなか良かったです。
ノーメイクで人生を投げ打って、ケイトの回復に賭ける母を演じたキャメロン、良かった!
3人の子供たちも、それぞれ上手かったですが、
ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァと、
セリフは少なかったけど、その表情はたくさんの心情を訴えていたジェシー役のエヴァン・エリングソンくん、とっても良かった!
彼はイーストウッド監督の"硫黄島からの手紙"にも出ていたんですね♪要チェックかも!

問題提起が中途半端だったので、期待したほどの感動ではなかったけど、
ちゃんと家族が描かれていて、
兄弟の優しさに溢れたシーンと、恋するケイトのシーンが印象的でした。

また・・・・・です。

2009-10-08 22:53:45 | Weblog
前回、この手の記事に反応してから、
約、2年でしょうか、またも悪意のある記事で、
恭子ちゃんが貶められてしまいそうですが、
今回も、この春同様の証拠のない捏造記事ですね。別な力が働いているのでしょうか。

例の女性週刊誌は、どこかの大手プロダクション傘下の事務所のタレントにはよいしょしまくりの意味のない記事が目立つし、
反面、ホリプロタレントには悪意のある記事を書きたてていることは有名です。

今回もチェックしてきましたが(勿論購入などしません)
この記事のおかげで無名のバ○系事務所の俳優は一躍検索ランキング上位にきてました。
ネットの記事閲覧もランキング2位。。。
恭子ちゃんはそれだけ関心を集める女優であるわけですけど、
つい先日も、恭子ちゃんが出演した番組のコピー記事に「~~らしい」で終わるお手軽記事をみたばかりなので、
取材もしないで「~らしい」とか「~のようだ」とかでも純粋な若いファンを傷つけるには十分でしょう。

今回、「ヤッターマン」DVDの売り上げ好調(ブルーレイ1位)を潰すタイミングの記事なのは明らかです
        
 
記事内容はツーショット写真もないし、何時どこで撮ったのかも判然としない、
写真も2枚とも別の日のものを載せているだけで故意に隠し撮りしたにしては恭子ちゃんはひとりという不自然さ。
第一、今のヘアではないでしょう。

無名俳優を押し上げるだけならともかく、
この記事のいやらしいところは最後の一文。
恭子ちゃんの親友のデザイナーもカップルで入居し、この2組がマンションの秩序を乱している「ようだ」と。
いくらでも逃げのきく悪意の文章で終わっている。
結局ここで目的が恭子ちゃんを貶めることにあると告白しているようなもの。
この書き方は春の憶測記事と同様、無責任ながら格好のネタとしてネットを飛び交う。

芸能界に生きている以上ウワサを立てられるのは仕方がないですが、
いつも相手のことを思いやり、恭子ちゃんが口をつぐんでいるのをいい事に、某週刊誌(いつも同じ)と
某スポーツ新聞は捏造、憶測記事をくりかえし、所属事務所もそのことになんら手を打たないのがファンとしては悔しいです。
(というより正式に取材がないんだと思うけど。)
今までもある事ない事書かれても、自分から饒舌に否定など一度もしない恭子ちゃんは、
ある意味本当に男前。
黙って自分のお仕事をちゃんとしてきて、
だから彼女は共演者の信頼も得られる女優なのだと思います。

もうすぐ27歳の恭子ちゃん♪
悪意のある記事に負けないで、素敵な恋をして、
素敵な女優になってほしいなぁ~いつも応援しています
子供がこのニュースをネットで見てびっくりしたーといっていたので、今回は敢えて記事にしました。

魔術師 MERLIN

2009-10-07 23:55:21 | TV dorama
「アーサー王伝説」に登場する偉大な魔術師「マーリン」の青年時代を描いた歴史ファンタジー。

(BS2 10月5日(月) 午後8時00分~8時45分 放送『魔術師MERLIN(マーリン)
(再放送:BS2 10月6日(火)午後11時15分~翌午前0時00分 放送)

第1話「運命の出会い」
王国キャメロットにひとりの若者がやってくる。彼の名はマーリン。生まれながらに不思議な魔法の力を持っていた。しかし、この国では魔法が禁じられ、魔術師は死刑にされていた。マーリンは世話になる宮廷医師ガイアスから、決して魔法の力を知られないようにと注意される。外に出たマーリンは乱暴な若者とケンカになるが、なんと相手は王子アーサーだった。
一方、王の祝宴に招かれた歌姫レディ・ヘレンに怪しい影が近づいていた。

田舎の母からガイアスに宛てた手紙を携えてマーリンがやってきたその日、宮殿の前の広場では公開処刑が行われ、
その場に居た老婆が、王に向かって言い放つ。
「目には目を、息子には息子を!」老婆は魔法を使ったとして国王に息子を殺されていた。

また町の若者に楯を持たせて短剣で的にして悪ふざけをするアーサーと、正義感からひと騒動起こすマーリンを案じるガイアスだけど、
マーリンの生まれながらの魔法の力に驚いてもいる。

夜な夜な遠くから自分を呼ぶ声が、実はただ一匹捕らえられたドラゴンだと知り、
会いに行くと、
自分の生まれながらの魔法の力は「アーサー王子を守るために備わったもの」だと聞かされ―

時をおかず魔法を使って王子の命を狙う老婆から、間一髪、魔法なしでも助けてしまう!
その場で王からアーサーの従者として仕えるようにといわれる。
今はまだお互いに虫が好かない相手、今後のエピソードがもう今から楽しみ~

いや~、面白かった!
私の中の少年の部分の(笑)ツボを触られました~
メインの若者3人は、まだ演劇学校を出たての、手垢がついていない感じがいい

BSって、CMとかが入らなくて面白いんだけど、つい見逃してしまうことも多い。
なのでそろそろ忙しい時期が近づいてきて、毎回書けるか怪しいけど、取りあえず面白かった!
取りあえず、次が楽しみなので、デキルだけ感想を書いていこうかな~

運動靴と赤い金魚

2009-10-06 22:50:45 | the cinema (ア行)
原題 BACHEHA-YE ASEMAN/CHILDREN OF HEAVEN
製作年度 1997年
製作国 イラン
上映時間 88分
監督 マジッド・マジディ
出演 ミル・ファロク・ハシェミアン/バハレ・セッデキ/アミル・ナージ

モントリオール国際映画祭でグランプリに輝き、イラン映画としては初のアカデミー外国語映画賞候補にもなった感動作。
少年アリは妹ザーラの靴をうっかりなくしてしまう。家が貧しい為親にも言えず、一足しかないアリの運動靴をふたりで交代に履いて学校に通うことになってしまう。ある日、小学生のマラソン大会が行われることになった。3等の賞品は靴。アリは妹のために靴を手に入れようと出場を決意する

以前からみたいと思っていた作品、やっと見つけました!
日本のイマドキの子供たちからすれば、いや、あるいは現在大人であってもおよそ想像できないイランの貧困家庭の、
日常と、ある兄妹のある事件。

兄は真面目で泣き虫。
妹は優しく、可愛く、兄を慕っている。

たった一つしかない靴を兄によって失くされても、親に泣きついていかない妹。
その日家に居た彼女は、大声で大家とやり合う母の声を聞いていて、家の置かれた状況を知ってた。
ガマンする妹に、まだ長い鉛筆を与える、申し訳ない兄。
この日から親に言えない兄と妹の涙ぐましい登校が始まる。
妹の帰りをじりじりして待つアリは、彼女の帰り道で靴を受け取り、学校に急ぐが、
遅刻してしまい、先生に叱責されても本当の理由など言えない
妹も毎日下校路を急ぐ。兄のために走る。

妹のザーラは、ある下級生が自分の靴を履いているのに気づくけど・・言えない
大きい男物の運動靴はとっても恥ずかしいのだけれど―。

妹の前では兄貴ぶっている泣き虫のアリの頭の中は妹ヘの申し訳なさでいっぱい。
なんとか彼女に運動靴を買ってあげたい。
来る日も来る日もたった一つの靴を共有するために走って、そして、最大のチャンスが巡ってくる!

「9歳はもう子供じゃない!」という父の言葉にまず驚き、厳しいだけの親かと思いきや、
妻の身体を案じる優しい夫で、
母も、貧しい中で、隣人の面倒を見たりと、心優しい。

欲しがれば何でも与える今の日本の親から見れば、不甲斐ない親ではあるかもしれない。
でも、親が子に与えられるものは何なのか?も考えさせられる
健気で可愛い兄と妹は、相手への思いやりから口をつぐみ、走る。
それは貧しくても人への思いやりを忘れない両親によるものだろう。

マジディ監督が知人に聞かされた実話をもとに執筆したという、
ちょっぴり笑えて、ぐっと来る。
どこか懐かしく、熱いものに満たされた作品。とっても良かったです~

ブラザーズ・グリム

2009-10-05 23:26:27 | the cinema (ハ行)
原題 THE BROTHERS GRIMM
製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ/チェコ
上映時間 117分
脚本 アーレン・クルーガー
監督 テリー・ギリアム
撮影 ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演 マット・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ/ジョナサン・プライス/レナ・ヘディ/ピーター・ストーメア

グリム童話の誕生秘話を、斬新な発想のもとに映像化した大人のダーク・ファンタジー・コメディ。
19世紀のドイツ。兄ウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は各地の村を旅して、その地に伝わる古い物語を集め回っていた。その一方で、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にしていた。ところが、魔物の正体は兄弟とその助手たちがでっち上げたイカサマだった。しかし、それがバレて将軍ドゥラトンブに捕まった兄弟は、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられるのだが…。

DVD鑑賞作品が溜まってきました。このまま草稿中の記事に埋もれてしまっては勿体無いし、自分の忘備録でもあるので、
とても簡単なものになってしまいますが、これから幾つかアップしようと思います。


"こうしてグリム童話は作られた!"みたいなキャッチコピーだったようなんだけど、
大人を騙しちゃいけません
でも・・・~面白かった~
公開当時誰も付き合ってくれなくて、まだ一人で映画を観ることができなかった頃。
行けばよかった~と後悔の1本。

中世のドイツの村でグリム兄弟が脚光を浴びていた頃、
森に木の実(でかいローズヒップ?)を取りに来ていた少女に襲い掛かる怪しい影
怖いコワーイ、魔物の棲む森で繰り広げられる御伽噺は、
大人なら誰でも知っているグリム童話のキャラクターやエピソード、名シーン満載

夢想家でロマンチストの弟ジェイコブをあのヒースがとっても可愛くトロく(笑)演じていますよ~♪
因みに、好対照の現実的な兄ウィルはマット・デイモンですが、
テリー・ギリアム監督は最初ジョニー・デップにオファーしたそうですが、ジョニーのスケジュールで調整がつかなかったとか。
ジョニーの軽い雰囲気はこの作品にぴったりだと思うだけに残念~!

森にはヘンデルもグレーテルも迷い込むし、
ガラスの靴を履かされる女の子や「この世で一番美しいのは、だぁ~れ?!」
などなど、グリム童話のキャラをもじったエピソード満載で綴られていて楽しい!

それにしても500歳の魔女はともかく、復活マジョのモニカ・ベルッチは美しいです~。
ホントはこんなに怖いグリム童話の昔むかしの物語。
ティム・バートンテイストっぽいけど、解りやすい流れ。リアル感も違う!
「ジュマンジ」(Jumanji)や「スターダスト」などが楽しめた方はきっと気に入られるはず
私は凄く楽しめました~


WOWO191chで、「スターダスト」が放送されますね。 10/9(金)午前9:50,10/9(金)午前11:50

今夜の「堂本兄弟」と「天地人」

2009-10-04 21:00:53 | Heart pink
今日の堂本兄弟は1時間早くスタート
フジ 22時~23時45分

秋のイケメン☆トークバトル
生放送は3年ぶり?
・明石家さんまが生出演(歌も披露するらしいけど・・勘弁してよ・・
・ゲストはゆず、はんにゃ、小栗旬、水嶋ヒロくん。
う~~ん、まぁ、恭子ちゃんの楽しい表情が沢山みれればいいかな~
昼間は「F1 日本GP」にゲスト解説で参戦していた光ちゃん、
鈴鹿からスピード帰京してのハードスケジュールだったのね、ご苦労さま
TOYOTA、やったね

「天地人」・・・    
案の定、先週は淀殿登場シーンはなかったですね~。
予期していながらもがっかりでした。
しかも、今週もほんの僅かなシーン。大河って、、、こんなもんなんでしょうね。
でも、恭子ちゃん、がんばってるから、観ますよ!ええ、みますとも

空気人形

2009-10-03 23:58:36 | the cinema (カ行)
私は「心」を持ってしまいました。
持ってはいけない「心」を持ってしまいました。

あなたの息で、私の カラダを 満たして…

製作年度 2009年
上映時間 116分 映倫 R15+
原作 業田良家 『空気人形』(小学館刊『ゴーダ哲学堂 空気人形』所収)
監督/脚本 是枝裕和
出演 ペ・ドゥナ/ARATA/板尾創路/高橋昌也/余貴美子/岩松了/星野真里/柄本佑/寺島進/オダギリジョー/富司純子

川沿いの古びたアパート。ファミレスで働く冴えない中年男、秀雄(板尾創路)が優しく語りかけている相手は、空気人形のラブドール(ペ・ドゥナ)。ある朝、その空気人形が心を持ってしまう。秀雄が仕事に出かけると、メイド服を着て外へ飛び出す空気人形。見るもの全てが美しく、驚きにあふれていた。やがてレンタルビデオ店に辿り着き、店員の純一(ARATA)とめぐり会う。その店で昼間のアルバイトを始めるようになった空気人形は、次第に純一に心惹かれていくのだが…。

え・・っと、これは、多少の予備知識を持って観に行かれたほうがいいかも知れません。
「誰も知らない」が良かったとか、「歩いても歩いても」で好きになったからで行かれると、私のように(笑)戸惑います。
明らかに前2作とは違った雰囲気、描写なんですよ。映倫 R15+も目に入らなかった
いつものようにチラシもあんまりちゃんと見ないで行ったもので、軽くショックを受けるところから始まり、
でも、全体にはやはり是枝監督の人間をみつめる目の優しさを感じた作品でした。
以下、ネタバレを含みます。

    ↓
    ↓

舞台は日本のある川沿いの街。
サエナイ中年男は、彼女に仕事のグチをこぼしながら食事をし、風呂に入り、同じベッドで眠りにつく。
絶えず一方的に喋りながら、彼は楽しそうだ。
しかし、朝になりゴミを出し、フツウに1日が始まると、、彼女は初めてのお散歩に出かける。

まずアパートを出たところのゴミ集積所。
そしてこの町に住む色んな人の様々なシーンと出会っていく。

おそらくは帰ることのない母親を待つ小学生とその父親。
ニュースで知った事件をメモし、自分が犯人だと交番に名乗り出る老婦人。
その彼女の話に毎日付き合う暇な交番勤務のおまわりさん。
そして街に出ては大量の食品を買い込む食べ続ける拒食症の女。
また、老いていくことを受け入れられずにもがくハイミス。
老いて死を意識しながら時を過ごしている元教師の老人。

空っぽのヒトがいる町・・・、
そしてとあるレンタルショップで最後の出会いは訪れ―。

純一に一目で恋をした―。

心を持つことで彼女に訪れる変化。
そして彼女が知りえたこと・・知ることのなかったこと・・・。

純一によって彼女は幸福感を知り、空気入れを捨てる

そして、純一から聞いた、「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」の区別。
自分と似たようなジュンイチ――。

ドキュメンタリー出身の監督らしく、
その虚しさの描写が、露骨にリアルな場面で表現され、
人間とは上手くコミュニケートできない男の日常だとか、
「だれかの代用品」と解っている彼女の切なさが凝縮されています。
そして、ラストは韓国映画ばりの展開に、びっくりします。。。

なので・・・これはデートムービーとしては恐ろしく不向きです
私の前の列に、高校の制服を着た爽やかなカップルがいましたが、、大丈夫だったかな?
ペ・ドゥナは完璧ともいえる演技で、その心情が女子高生にも伝わったならよかったけど

今日からヒットマン

2009-10-02 23:41:35 | the cinema (カ行)
その瞬間、伝説が人生にヒットした。
34歳、営業マン-受け継いだのは銃と女・・・


上映時間 101分 映倫 PG12
原作 むとうひろし
監督 横井健司
出演 武田真治/星野真里/森下悠里/弓削智久/深水元基/川岡大次郎/黄川田将也/津田寛治

「週刊漫画ゴラク」で連載されている、むとうひろしの同名人気コミックの映画化。
サラリーマンとして平凡な日々を送る稲葉十吉(武田真治)は、ひょんなことから伝説のヒットマン“二丁”の名を継ぐことになってしまう。“二丁”に代わって標的を倒し、彼の女を助け出さなければ、十吉だけでなく新婚の妻・美沙子(星野真里)まで殺されるという。そんな絶体絶命の大ピンチを、十吉は乗り切ることができるのか……?

稲葉十吉は愛する妻とまもなく結婚1周年を迎える、一部上場の食品商社に勤めるやり手の営業マン。
郊外の一戸建てを買い、平凡で幸せな日々を送っていたある日、
彼の出来の悪い子ほど可愛い(?!)部下、山本の不始末をカバーしようとした接待の帰途、
ワルイ状況に遭遇してしまう

自分も負い目がある中で、警察(自首)か、ヒットマンの襲名か、夫婦共に殺されるか?!
一人悩む十吉であったが―・・・
面白かったです~私的にヒット~

真剣に悩むったって、結構おかしな状況下にすぐさま巻き込まれて、
「え"~っ」「そんなぁ~!いやですよー」みたいな(笑)
武田くんこの軽さが凄くいい♪
でもかなりハードボイルドなシーンもあるし、みんなが劇画ちっく

「十吉~~、ねっ」にコロッと惚れたか?巨大なお胸の森下悠里たん(笑)
“二丁”との命がけの愛も観てみたかった気がする。黄川田将也くん、カッコええ

怪しい丸めがねで「毎度♪」のどこまでもアヤシイ「コンビニ」の津田寛治さんもはまり役だし、
だいたい「スーマー」って何語??って思ってたら「スーパーマーケット」略すとマフィアっぽくなる不思議?!
川岡大次郎くん、またヘアがこんなことに(笑)ブルース・リー?
他の皆だって決まってるンだから

似てるよね?
似てるでしょ?

ブツブツいいながら段々とトイレで変身もなんだかアナログ、ヒットマン
一応キメて「二丁」になるんだけど、心はイカレてない十吉がいい♪
原作ではそこそこデキル営業マンが、映画ではきっちりデキル営業マンとして描かれていて、
窮地に陥った時に"営業マン(リーマン)心得"が彼を援けるってところがいい
平凡な毎日の中に、生き残る鍵が潜んでいる真面目に仕事に取り組んできた彼だから出来たこと。
前向きな十吉、「二丁」から開放されてどこか紳士服のCMみたいな爽やかなモデル走りが良かった~

日本の漫画って面白いんだ~って感じる作品でした

今月の気になる作品

2009-10-01 01:11:19 | Weblog
                 Imaga by La Moon:http://www.d3d.co.jp/~akop/index.html

ちょっと中途半端な夏が終わり、
これから一雨毎に、秋が忍び寄ってくるのでしょうか?
雨が続きますし、肌寒い日があと何日か続くようです。
インフルエンザも確実に近くまで来ているようですし、体調に気をつけながら頑張っていきましょう

空気人形」「今日からヒットマン」は鑑賞済み。感想は後日

10月9日(金)公開
私の中のあなた
 キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン

10月10日(土)
カイジ 人生逆転ゲーム
 藤原竜也/香川照之
クヒオ大佐
堺雅人/松雪泰子/満島ひかり これはキャストもいいですね~♪
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
浅野忠信/松たか子/妻夫木聡
引き出しの中のラブレター
常盤貴子/林遣都

10月24日(土)
きみがぼくを見つけた日
 レイチェル・マクアダムス/エリック・バナ

10月31日(土)
わたし出すわ
小雪/仲村トオル 
母なる証明
キム・ヘジャ/ウォンビン
風が強く吹いている 小出恵介/林遣都

と、いろいろ挙げましたが、絶対みたいのはの4作品と、今月も少な目。

10月16日公開 「あなたは私の婿になる」 サンドラ・ブロック・・・なんか予告観たからもういいかな(笑)
10月17日公開 「アンナと過ごした4日間」 上映館、時間が問題かな?

上映館がネックだった台湾映画
九月に降る風」横浜・J&Bで10/10(土)~10/23(金)されるということで、行った事ない映画館ですが、
なんとか時間を作って行ってきたいです。まず台湾映画は、地元では(DVD)レンタルはないと思いますので♪
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」2週間の期間限定上映!