八月の暑さの中で、人々は驚く。
すべてのものが渇ききって
静かに横たわっているとき
小さな流れが甘い音楽をかなで
ほこりだられの道を静かに流れることを。
毎朝、立ちどまって考えるものはいない。
こけむすところで、山の水たまりで
あくまでも甘く、透き通って、涼しげに
キラキラ輝く、新しい流れができることを。
いつも静かで、喜ばしい人生は
ひとつのメロディとメッセージを持っている。
移り変わる空とともに、
私が変わらなければならないとき、
どうやってそれを保持していけるかと人は問う。
ああ、人が毎日、毎時間、
楽しくさせてくれることのできる秘密の力を知りたければ、
人生の悩みを歌に変えることのできる
イエスを見いだせばよいのだ。
J・バックハム
荒野の泉 カウマン夫人著より