北村尚志のブログ

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オーバーハイム

2015年03月30日 | 尚志の楽器の部屋
先月、長年の愛器ムーグシンセを修理してから、またアナログシンセ心に火が付きつつある。

実際僕がバンドを始めた時代はキーボードが最も進化した時代でもあった。
70年代はシンプルだけど太いアナログの音、
80年代はデジタルシンセの出現、アナログとデジタル多くの名器が登場した。

90年代に入るとサンプリングキーボードが主流、アナログなんて見向きもされない。
ところが現代は70年代のアナログ音源にスポットが当たっている。
不思議だが、なるべくしてなったキーボードの歴史をほぼ見てきた。

・写真のシンセは1985年製のオーバーハイム、Matrix6。
デジタルシンセをこぞって出してきた頃に、オシレータ以外はすべてアナログ回路という、
いいとこ取りシンセ。

オーバーハイムというメーカーは元々老舗・ムーグのディーラーだった人が
立ち上げた80年代を代表するメーカーだ。

当時とにかくキーボードにハマっていた。
でもその頃の外国メーカーの製品には手が出なかった。
Matrix6はその中でも廉価版、それでも手が出なかった。
そんな製品が1/10ほどの値段でオークションにでてるんだから夢みたい。
どうしても目が行ってしまう。
一週間ずっと気になり、やっとゲット!!

オーバーハイムといえば80年代の名盤、バンヘイレンの「ジャンプ」イントロのあの音や、
TOTOの「ロザーナ」間奏のあのブラスソロの音が有名だけど、
この機種にもしっかりその音がプログラミングされている。

やさしく分厚いストリングスも秀逸で、これだけでも「元取った!」と思った。
さらにラックの中の昔のエフェクターも久しぶりに電源が灯りスタジオに若かりし頃の風が吹き始めた。

また一時期のマイブーム? それでもいいじゃない。
「曲作るぞ~1」
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