初めて手に入れたピアノは17歳の時姉が買ってくれたもの、しかし2年後、大学で一人暮らしのアパートには持って行けない。
そこでエレピを購入することになった。これは現在のようにサンプリング音源のピアノではなく、鍵盤からハンマーで叩かれた音叉の音をマイクで拾うタイプのもの、電子ピアノではなく電気ピアノと呼ばれていた。当時の電子ピアノはまだ使い物にならなかった。
音がビンテージローズに似ていてコロムビアの製品だったので、コロムビア・ローズと呼んでかわいがった。
そのあとヤマハDX-7というシンセをピアノ代りに使った。
でもすぐ鍵盤数が足りず、当時高値の華だったCP-70(当時八神純子などがテレビなどでも弾いていたやつ)というピアノを中古で買った。
このヤマハCP-70はの音は最高に満足したけれど、重量が130kgもあった。
二階にあった僕の部屋からこのピアノを降ろすのは大変だった。窓枠を外し、布団にくるめて降ろした。そして上げた。(ピアノ運搬を父に手伝ってもらったことがいい思い出だ) 運んで組み立てるだけでぐったり疲れる。「これではライブにならない!」と悟った。
時代は80年代後半になっていた。使い物になるデジタルピアノが普及し始めていた。そこで買ったのがヤマハPf2000、近未来的なデザインだった。
90年代になって、音はそこそこでももっと軽いものがいいと思った。次に買ったのはパナソニックのピアノ。 これはボディが軽く、赤いオシャレなもので、しばらく使った。でも音色が限られていたので、カーツウェルのピアノ音源を使った。
やっぱりもっと高性能なエレピが欲しくなり、KORG SG-PROXを買った。ハードケースにいれて運ぶとプロっぽくてカッコいいと思った。
ここ近年ギターを弾くことが多くなり、やっぱりもう少しコンパクトなピアノがいいとヤマハP-80を買った。 そして今もこれを使っている。
昔の製品と比べると「軽い」「音がいい」「安い」。今や5万円くらいでそれなりに満足するピアノに出会える。
振り返ると技術の進歩を思わずにいられない。
17歳で弾き始めたとはいえ、もう30年。 そして出会って別れたピアノたちもこの数・・・。
思えばひたすら楽器代の支払いの日々だった。その時間やエネルギーをピアノの練習に当てればよかったと後悔している。・・・・・楽器評論家じゃないんだから
・・・・・・・・いや ある意味 楽器評論家なのかもしれない。
ほんとに今のシンセは良い音する物が多いですよね。
もう少し後に買えばよかった…
と、何度も思いました(苦笑)
しかしこれはピアノ編です。
シンセ編はまだまだありますよ。
尚志さん、、、KP608買いませんでした??
僕は高校の時、ケントでバイトして、
KP608を買いました^^
初めてかったピアノでした^^
まだ、家にあるんです^^
JUNにあっちゃけど僕は買ってません。
今も家にあるなんて凄い!