北村尚志のブログ

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ジーンズとスーツ 

2009年03月04日 | 尚志の日記
 大学を出て数年間はアルバイトをしながらひたすらバンド活動だった。
 ジーンズにTシャツ姿の自分には、同級生のスーツ姿が眩しかった。ポケベルでしばられていることもなんだかカッコよく見えた。

好きで選んだ音楽の道なのに楽しくなかった。

うまくいかない自分が歯がゆかった。毎日が後悔の日々だった。

 26歳でスーツを着る仕事に就いた。もう音楽は辞めようと思っていた。
スーツを着た自分を見て、これでやっと社会人になれた気がした。

しかしあれほど憧れたスーツやポケベルはすぐ嫌になった。仕事というものはそもそも楽しいものではないことに気がついた。

 いつだったか、自分がやっている業界には音楽が必要なことがわかった。 「仕事と音楽」どっちつかずで中途半端なのはわかっていたけれど、両方一生懸命にやろうと思った。

そうしてもうだいぶ時間がたったような気がする。

スーツもジーンズも両方愛せるようになった。

仕事も音楽も同じテーブルの上に置いてある。

でも・・・いつも何かが足りないと思っている。

今思えば全部ないものねだりなんだな。
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2 コメント

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確かに・・・・。 (ミキとリサのパパです。)
2009-03-06 11:13:18
「いつも何か足りない」と思っていた時期がありました。そしていつも何かを求めていました。でも、それは人間として当たり前のことのように感じます。ただ、ある時期からこの不足感と言うべき感情がなくなりました。仕事も家族も人生もゴチャゴチャに同じテーブルに乗せて、その一つ一つを楽しもうと考え始めた時、突然、未来への階段が見えたような気がします。今の自分は、これまでの自分のプロセスがつくり上げたものです。しかし、これからの自分はプロセス次第でどうにでも創れるということに気づいたということかもしれませんね。”ないものねだり”おおいに結構だと思います。それがあるから人間、成長すると思います。これからも心に響く歌を聞かせてください。
PS:いつも娘たちをかわいがってもらって、ありがとうございます。
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パパさま ()
2009-03-06 11:25:45
人間 凹んだ時、それを補うためのパワーが自分を前進させるのでしょうね。

あれも欲しい これも欲しい みんなみんな欲しい・・・・そうやって少しずつ進んでいくつもりです。

これからもよろしくお願いします。
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