きたネット★環境情報Blog

北海道の環境を守り育てる活動を支援する、「北海道市民環境ネットワーク」事務局から、北海道の環境活動情報を発信しています。

クマに遭遇!! 7/7森林遊びサポートセンター活動の報告

2005-07-11 | 会員の方からのおたより




この写真、何が写っているか、わかりますか? そうです、クマです。
この7/7、きたネット正会員のNPO法人森林遊びサポートセンターのみなさんは、樽前国有林内のアカエゾマツ下草刈作業を行っていました。そのときに・・樽前国有林方面の森に入る方はお気をつけください。

以下、桧山さんからのお便りと写真を紹介します。

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7/7、七夕さんの良き日に、樽前国有林内のアカエゾマツ下草刈作業ボランティア(アカエゾマツの最終メンテナンス!)を行いました。やや薄曇・雨上がり!という虫も現れにくい絶好の作業日和!となって、ハイスピードの作業でした。
植樹後7年経過、毎年のアカエゾマツに対する下草刈メンテナンス、今年度でフィニッシュ最終仕上げとなり、約400本のアカエゾマツが、見事に立派に成長生育されていて、本当に嬉しく、あ~~これで、この樹木も一人立ち!(元服・・!)できたんだな~~と、現場で、真に感じての作業でした。
私は昨年同時期に始めてこのエゾアカマツ下草刈作業に従事させてもらい、この1年間どう?生育していくものか?と、楽しみと、期待とのステレオでしたが、まさに期待通りの生育!この1年間で、昨日計測してみましたら、約平均40cmの新芽が出ていて、あ~~良かった!と、ついつい!この新芽を触って、確認できた嬉しい感激でしたね。(この感激は、子どもが素直に感激するのと同様でした。このおじさん、この歳での感激です・・・!)

でも、参加の皆さん、いつもいつも、森林づくりへの情熱心と熱き心とアクションでの戦い?!敬服します。一生懸命!まさに、この字の通りの諸行、[生きようとしているこのアゾアカマツよ!私達がず~と!見守っているよ~~!ガンバレ・フンバレー、]
と、エールを送っている様にもみえ、私もこの最終仕上げ作業に関わって、皆さんのハートをもろに、感じさせてもらった1日です。

で、おまけつきグリコ!??で、昼食後、ナンと100m先の林道上に、本邦初公開!の北のオヤジ(ヒグマサン!)の登場!となって、一瞬騒然・・・。あ~~!サプライズ・・・。こんなこと、常時はないですよね・・・。納得・・・・!


アカエゾマツ下草刈作業のスタート前


アカエゾマツ下草刈作業(新芽がドンドン出ていた~~)


アカエゾマツ下草刈作業(新芽約40cmに触って!!)


桧山賢一

NHK札幌放送「おはようもぎたてラジオ便」~北海道森林物語~7月放送予定

2005-07-11 | きた★ネット事務局から
NHK札幌放送「おはようもぎたてラジオ便」という番組の中の毎週水曜日・午前7時49分頃から、55分頃までの時間帯に「北海道森林物語」というコーナーがあります。これは、きたネット正会員の北海道林業技師会が企画に携わり、 また窓口になって製作している番組です。森林と人の結びつきなどに関する情報を市民のみなさんにお伝えすることを目的として、北海道の森林にかかわる保全活動や研究、ボランティアをされている方のお話をもとに構成されています。

以下、7月の放送予定を紹介いたします。

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7/13(水)●ドングリ類の豊凶と熊の出没との関係
      今 博計さん(林業試験場森林環境部防災林科)
昨年の秋、北陸地方ではツキノワグマの異常出没が騒がれ、ニュースになりました。ドングリの不作、里山の荒廃など様々な原因があげられてきましたが、結局原因は未解明のままでした。ここでは、道南の渡島半島地域での秋季のヒグマ捕獲数に与えるドングリの豊凶の影響について紹介します。

7/20(水)●後継者の育成に力を注ぐ(林業の町「日高町」の指導林家)
        武田 範久さん
武田さんは、長年、林業の町「日高町」の林務担当職員として林業の活性化に貢献され退職しました。今年度、北海道の「指導林家」に認定され、自己山林の保育管理を行う傍ら、森林所有者の良き相談役として活躍しています。特に、豊富な林業経験を基に、若手の林業後継者を養成するため、林業経営に関する知識や技術の指導を実践しています。また、日高町が設置する「ファミリーの森」を活用して、来場者へのしいたけ栽培や木炭生産、枝打ちなどの林業体験のインストラクターをつとめ、森林・林業の普及啓発活動も精力的に行っています。

7/27(水)●インドネシアと私
        森 俊人(江別市役所 環境課緑の相談窓口)
林野庁からJaec育種技術者の協力隊員として2年間、現地指導を行いました。北海道における林木育種の技術が、生活風土、植物環境に違いのある現地にどのように伝わったのかなど、インドネシアの現状についてお話をききます。