あらぐさ(雑草)のこころ

(備忘録)真実は見えないところにある

バイク回想 4

2013-07-23 15:06:00 | ノンジャンル
バイク回想③のCB750改造車は、2年後車検もとらずに鉄工所の友人に無料で譲り(ノーマルパーツが無かった)、代金代わりに様々な部品を作ってもらい、弟から買ったカワサキ750RS(ZⅡ)を大改造するための準備をしていました。

カワサキ750RS(ZⅡ~2型)


以前、北海道から帰ってきて買って、子供が出来て売ったのと同じ年式のバイクを再び買ったのです。
しかし、僕はもうハイスピードツーリングの鬼と化していたのと、映画「マッドマックス」やコミック「キリン」、横浜のクラブ「ケンタウロス」のスタイルに傾倒していたので、車検をとると直ちにノーマル部品を外し、鉄工所の友人が現物合わせで作ってくれる様々な試作品をつけて、本格的な完全レーサースタイルのカフェレーサー(あくまでも雰囲気~もどき)を作りました。
この改造スタイルのままに北海道に行ったり、東北を中心に2年間走りまわりました。

秋田県唯一の「ZⅡ超"違法"改造カフェレーサー」


改造箇所
(足回り)前後H型アルミホイール、フロントブレーキダブル化(ステー友人作)、タンデムステップにフットレスト溶接(チェンジペダル特性)、リヤショックはモモのガスショック
(キャブレター)ケイヒンスクエアキャブ、エアファネル
(マフラー)モリワキ直管~さらに中抜き
(シート)当時のレーサーであるヤマハTZから型どりし、FRPで作ったタンク・シート一体
(ハンドル関係)クリップオン(レーサー用を使ったのでミラー無し~右グリップのアクセルワイヤー・スイッチ類などは取り回しの為に前方に180°回転→人差し指で前方に向いているセルボタンを押す)
(メーター)スピードメーターを取り付けるスペースが無く、真ん中にタコメーターだけを残してスピード計無し(笑)
(強度化)フロントフォークその他の強度・剛性を上げ、高速コーナリング時の車体の捩じれを解消するために、フレーム数か所に補強アルミ板を溶接
(電装)ハロゲンライト、サイドカバーの中にある「チェーンオイル自動給油タンク」をはずし、セミトランジスタイグナイターを装着



バイク回想 3

2013-07-23 13:47:00 | ノンジャンル
ZⅡは、独身~長女誕生まで乗って、育児資金捻出のために売却しました。
バイクの無い生活は、淡々としていますがやっぱりどこか寂しいのです。
そこで僕は、暇を見つけてCB750Fを探しました。

もうすでにナナハンブームが終わり、全盛を誇ったホンダCB750Fが、バイクを「卒業」してセリカやスカGに夢中な友人のガレージ片隅に埃をかぶっているのを譲ってもらうのです。ハイライトやチェリーのタバコ+清酒一本と交換で、軽トラで回収して3台を集めました。

当時のCB750Fは、初代から「K0→K2→K4」と型式が替わっていたのですが、僕が集めたのはK2とK4、合わせて3台でした。フロントが壊れている、エンジンがだめ、リヤが壊れているなどの3台から部品を外して一台にして車検を取るという作業は半年もかかりました。
作業場所は、当時の僕の担当する現場詰所にあった小さな空き倉庫でした。

K0


K2


K4


車両をバラシテ組み立てるだけなのですが、ホンダは年式によって少しずつ部品を改良していて、たとえば、フロントフォークの径が同じなのに、アウターフォークに刻まれているオイルラインの経路が違っていたりなど数多くあり、特に不動車3台の4連キャブレターをばらして使える部品を組み合わせ、4連を同調させるのには、出番ごとの休憩時間を全て費やし、非番も帰宅せず、休みも出てきて調整を繰り返し1か月以上かかりましたがずいぶん勉強になりました。

どうせ二個一ならぬ「三個一」をするならと、車検後に直ちに「姑息貧乏改造カフェレーサー」に大変身です。
タンクは、友人の鉄工所の息子の試作品(25LタンクのFRP手製シングルシートに貼りなおし、ダブルディスク、バックステップ、フォークブーツを外してインナーフォークを磨き、マフラーのカバーを外しクリップオンハンドル etc・・・で作り上げたのがこのバイクです。

秋田県唯一の「CB750Four カフェレーサー(もどき)」



ツーリングに行くためには、低速用と高速用のメインジェットを持って行って、シチュエーションが替わるとキャブレターのジエットを交換して乗るというとんでもないバイクでしたが、自分で作ったバイクでしたので愛着もあり楽しかったです。