あらぐさ(雑草)のこころ

(備忘録)真実は見えないところにある

浜昼顔

2011-07-04 12:32:00 | ノンジャンル


ランプの散歩する海際の草地は、勝手に生えた木や草、ススキなどが生え放題の広い土地の真ん中に旧秋田空港の滑走路跡があります。自宅から車で15分ほどです。
10年ほど前までは、ホンドキツネのつがいが営巣していて、親子で散歩しているのを何度か目撃したのですが、今はもう太く長い尻尾のシルエットを夕陽を背景に見せていたその姿を見ることは無くなりました。
先代の愛犬、ラブラドールのランちゃんは、13年間ここで散歩をしました。ノーリードで尻尾を体に平行にして走り回る犬は、見ていても心が洗われる大好きな光景です。
飛行場が移転した直後は、すべてが砂地でしたが、少しずつ草が生え、今では草原になってしまいました。
豚菜が一面に生えていた時期はいつのまにか終わり、黄色いタンポポモドキ(豚菜=ブタナ)の群生は、この梅雨空の水分をたっぷり吸いこんで黄色い花が覆い隠されるほどに伸びてきた、たくましい雑草の葉陰に隠れてしまいました。
その草地の一番端っこには、草の支配する砂地に根を下ろしながらも、生育の場所を求めて這って明るいアスファルトの滑走路の境界に出てきて薄紫の花を咲かせている「浜昼顔」です。
今の季節は、7~80㌢にまで伸びて咲いている「月見草」とこの浜昼顔が目立っています。梅雨が終わると、今度は夏草が一面を覆って、そうなるともう咲いていると思われる、いくつかの夏の花の色は見えなくなります。

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