定型詩~俳句、短歌、漢詩ではありません~
(稚拙直截不飾純愚季語不在平仄無視)
●七五調
月下に雑草 蒼く凪ぎ
紫煙は遥か 星淡淡
人生刹那 泡沫(ウタカタ)に
我らしくあれ 兵卒で
●七言詩
「世紀を跨ぐ」
若輩長時過無為
深老境四季過急
星群冴冴在蒼天
灰髯被俄跨世紀
若輩、時を長くして、無為に過ぎ
老境深まり、四季、急ぎて過ぎる
星群、冴え冴えとして、蒼天に在り
灰髯は、俄かに被い、世紀を跨ぐ
●五七五調
梅雨来ぬ日 セグロセキレイ 虫つまむ
湿り風 北の黒雲 梅雨そこに
咲き誇る 躑躅に霧雨 水溜り
弥生月 蒼き想いは 残雪に
生ぬるき 夏の夜空も 霞萌え
輝ける 鏡となりし 海神(ワタツミ)は
風車 羽音が届くか 蒼天に
梅雨知らす トタンを叩く 雨の音に
友愛と 亡きひとに 支えられ
心から 歌ってあげたい 君はどこに
生きとせる 心に亡きひと 住みついて
暑き日で 縁は二夏 和み立つ
梅雨冷えに セキレイ飛ぶは 犬走り
梅雨冷えを セグロセキレイ 飛び魚に
待つ親の 羽音に雛が 騒ぎだす
一年が 一日のよう 命日に
死者は今 生者をもって 語らしむ
店先に 盆花活ける 花屋かな
蝉しぐれ まだ聞かぬうち 盆の月
雑草(アラグサ)や 畑の畝に 雨止まず
梅雨終わり 夜明けに寝付く 夏来たり
アブラゼミ 声無く夏も 終わりける
流星は 彼岸と往来 ペルセウス
小雨降る 晩夏も去りぬ 通勤路
十六夜(イザヨイ)は 名月過ぎて 輝ける
待ちわびた 色づく木々に 枯れ葉舞う
泥の川 清流流るる 雪野原
雪渡る 春けく風に ねこやなぎ
曲がりゆく 人生を見る 花回廊
つゆくさの 草生す陰で 青く咲く
今を生き 死に急がずに 君と共に
目が覚めて あたたかい君 夢の中
●五七五七七
辛いこと 悲しい思いを 胸に秘め
七転八倒 起き上がりこぼし
駅前で 街角で叫び 歌う俺
今は二人で 魂の詩
お寺にも 千の風にも いない君
我が魂と 一つになりて
父母の 運ぶ虫には 愛宿る
人の親こそ 知るべきことと
短くも あふれる心 そそがれて
君は静かに 眠りけるか
会うたびに 君の笑顔に ふれたくて
お道化てみせる 心微笑まし
世の中に 生まれ出しは 何のため
我が道歩む 君の手包み
電線を 切らんとする 勢いの
梅の木柿の木 銀杏の木
叶わぬと 知りつつ祈る 我が思い
彼のひとの笑み 悲しみを超え
胸のうち とけることなく 降り積もる
小雪静ける 心おだやかに
老いてみる いずこへ行きし 雑草(アラグサ)の
煙ぶく燎原 我は歩きぬ
埃立つ アスファルト無き 我が小径
行きかう車 愛犬吠ゆる
満月の 縁取りぼやけ 濡れ夜風
明日の雨にて 梅雨も終わりぬ
巡り来る 暑き七月 眠れぬ夜
何か話せる 笑顔の君
夢でいいから
今でも逢いたい叶わないのに
夢でいいから笑顔みせて
今では愛する女もいるけれど
夢でいいから笑顔みせて
あれから 何年 経ったのだろう
もう二度と逢えないのに
今でも逢いたい叶わないのに
夢でいいから笑顔みせて
あれから何年経ったのだろう
もう二度と逢えないのに
一言だけでも話がしたい
想い出すたび胸が痛む
スケッチ 和田よういちリスペクト
抱きしめた君の肩は
あの頃より小さくなっても
だけど腕の中で温かくて
僕は目を閉じてしまう
僕といえば歳を重ねて
それなりの人生歩んできた
そして今素敵な君を抱きしめる
ふさわしい男になれたろうか
過去のことなんかどうでもよく
こうして目の前の君を
この腕の中で胸にしまい込む
幸せにしばし身をまかせよう
なにも云わなくても見えるよ
君が戦ってきた日々が
なにもしなくても伝わるよ
頬に流れる一筋の涙
独りで歩くのは終わりにしようよ
二人で支えあう明日があるから
(稚拙直截不飾純愚季語不在平仄無視)
●七五調
月下に雑草 蒼く凪ぎ
紫煙は遥か 星淡淡
人生刹那 泡沫(ウタカタ)に
我らしくあれ 兵卒で
●七言詩
「世紀を跨ぐ」
若輩長時過無為
深老境四季過急
星群冴冴在蒼天
灰髯被俄跨世紀
若輩、時を長くして、無為に過ぎ
老境深まり、四季、急ぎて過ぎる
星群、冴え冴えとして、蒼天に在り
灰髯は、俄かに被い、世紀を跨ぐ
●五七五調
梅雨来ぬ日 セグロセキレイ 虫つまむ
湿り風 北の黒雲 梅雨そこに
咲き誇る 躑躅に霧雨 水溜り
弥生月 蒼き想いは 残雪に
生ぬるき 夏の夜空も 霞萌え
輝ける 鏡となりし 海神(ワタツミ)は
風車 羽音が届くか 蒼天に
梅雨知らす トタンを叩く 雨の音に
友愛と 亡きひとに 支えられ
心から 歌ってあげたい 君はどこに
生きとせる 心に亡きひと 住みついて
暑き日で 縁は二夏 和み立つ
梅雨冷えに セキレイ飛ぶは 犬走り
梅雨冷えを セグロセキレイ 飛び魚に
待つ親の 羽音に雛が 騒ぎだす
一年が 一日のよう 命日に
死者は今 生者をもって 語らしむ
店先に 盆花活ける 花屋かな
蝉しぐれ まだ聞かぬうち 盆の月
雑草(アラグサ)や 畑の畝に 雨止まず
梅雨終わり 夜明けに寝付く 夏来たり
アブラゼミ 声無く夏も 終わりける
流星は 彼岸と往来 ペルセウス
小雨降る 晩夏も去りぬ 通勤路
十六夜(イザヨイ)は 名月過ぎて 輝ける
待ちわびた 色づく木々に 枯れ葉舞う
泥の川 清流流るる 雪野原
雪渡る 春けく風に ねこやなぎ
曲がりゆく 人生を見る 花回廊
つゆくさの 草生す陰で 青く咲く
今を生き 死に急がずに 君と共に
目が覚めて あたたかい君 夢の中
●五七五七七
辛いこと 悲しい思いを 胸に秘め
七転八倒 起き上がりこぼし
駅前で 街角で叫び 歌う俺
今は二人で 魂の詩
お寺にも 千の風にも いない君
我が魂と 一つになりて
父母の 運ぶ虫には 愛宿る
人の親こそ 知るべきことと
短くも あふれる心 そそがれて
君は静かに 眠りけるか
会うたびに 君の笑顔に ふれたくて
お道化てみせる 心微笑まし
世の中に 生まれ出しは 何のため
我が道歩む 君の手包み
電線を 切らんとする 勢いの
梅の木柿の木 銀杏の木
叶わぬと 知りつつ祈る 我が思い
彼のひとの笑み 悲しみを超え
胸のうち とけることなく 降り積もる
小雪静ける 心おだやかに
老いてみる いずこへ行きし 雑草(アラグサ)の
煙ぶく燎原 我は歩きぬ
埃立つ アスファルト無き 我が小径
行きかう車 愛犬吠ゆる
満月の 縁取りぼやけ 濡れ夜風
明日の雨にて 梅雨も終わりぬ
巡り来る 暑き七月 眠れぬ夜
何か話せる 笑顔の君
夢でいいから
今でも逢いたい叶わないのに
夢でいいから笑顔みせて
今では愛する女もいるけれど
夢でいいから笑顔みせて
あれから 何年 経ったのだろう
もう二度と逢えないのに
今でも逢いたい叶わないのに
夢でいいから笑顔みせて
あれから何年経ったのだろう
もう二度と逢えないのに
一言だけでも話がしたい
想い出すたび胸が痛む
スケッチ 和田よういちリスペクト
抱きしめた君の肩は
あの頃より小さくなっても
だけど腕の中で温かくて
僕は目を閉じてしまう
僕といえば歳を重ねて
それなりの人生歩んできた
そして今素敵な君を抱きしめる
ふさわしい男になれたろうか
過去のことなんかどうでもよく
こうして目の前の君を
この腕の中で胸にしまい込む
幸せにしばし身をまかせよう
なにも云わなくても見えるよ
君が戦ってきた日々が
なにもしなくても伝わるよ
頬に流れる一筋の涙
独りで歩くのは終わりにしようよ
二人で支えあう明日があるから
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