あらぐさ(雑草)のこころ

(備忘録)真実は見えないところにある

パリ、出版社襲撃殺人テロについて

2015-01-16 16:37:00 | ノンジャンル

フランス人は、200年以上前のフランス革命以降、権力や腐敗に対し、怖れを知らぬ風刺画を公開する伝統的な文化があった。

1789年、アメリカ独立戦争への支援で破綻した国家財政を立て直す法案の是非をめぐり、パリ高等法院は国王側の財政改革案を却下し、170年ぶりの形式的な全国三部会(聖職者・貴族・平民)招集を決めたことにより、国王に追放されたのをきっかけに、第三身分である唯一税金を払っている平民の動向がフランス革命を動かすことになる。

なぜならば、国家財政の健全化は、無税の第一・第二身分の教会と貴族への税金徴収が唯一の対処だからである。ナポレオン登場までのわずか10年あまりの激動である。

フランス革命は、自分の信念に命をかけるフランス・パリ人の伝統であり、後のパリ・コミューンでも爆発する。
彼らの批評文化にはタブーは無い。
いちど自主規制すると、加速度的に権力の言いなりになってしまうのは、世界中の歴史が証明しているし、現在の日本でも目に見えるようになった政府のマスメディアへの圧力増大で明らかである。

ルイ16世が豚にされています。


マリー・アントワネットは、愛人ラファエルとのセックスを風刺されています。


革命派の象徴である「フリジア帽」が高く掲げられる下では、多くのギロチンで処刑された民衆の死体がある。


王党軍の支援で介入してきたオーストリア皇帝軍を追い返す革新的パリ女性たちへの悪意の風刺画。
当時のパリ市内には、風刺画を描き印刷する専門店がたくさんあった。
事件が起こると間もなく、各派の風刺画がばら撒かれていた。




だいぶ処分してしまい、フランス革命関係はこれしか残っていなかった。
もっと大事だったはずの本が見つかりません・・・



今回の「武装宗教カルト」の犯行は、けっしてイスラム(モスレム)教全体の教義によるものではなく、聖地奪回をスローガンにした十字軍と同じように、狂信的な宗教観念で社会での不満を解消しようとする一部のテロリストによる原理主義の行き着く先の破たんの一つだと思います。

ヨーロッパや世界の民主的と自負しているアラブ諸国と関係している各国にたいし、イスラム教全体で宣戦布告をしたように受け取らずに、フランス他のイスラム系国民排除にならない事を願います。

また、世界三大宗教のそれぞれの根本教義である他者への慈しみの精神の発揮を、健全なる信心者である圧倒的なイスラム教徒のみなさんに臨むものです。

●テロ組織イスラム国が日本人の人質二人を公開し、身代金を要求している。
身代金は230億円。
中東にいる安倍総理がヨルダンに資金援助すると演説した金額と同じだ。
紛争当事国への資金援助でさえ、こういう結果になる。
ましてや、紛争国に自衛隊を送り、後方支援するという軍事アベノミクスが行われたら、国際テロリズムと無縁で来た日本のザルのようなセキュリティでは、テロのやり放題になる事は明らかだと心配している。

http://sky.ap.teacup.com/kiyokan/224.html

日本はついに十字軍扱いされた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150120-00000132-jij-m_est



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