Harmony

ちょっと呟いて孤独からの脱出?

千の風になって

2007-02-10 18:01:19 | Weblog
いよいよ始まりますね~。直太朗の“柔らかツアー”
私の参加はまだひと月以上も先だけど、
初日の今日、遠い秦野に思いを馳せて、ちょっぴりワクワクなのです。


ところで・・・
最近とても話題の『千の風になって』ですが、
私の手元には『あとに残された人へ 1000の風』という本があります。
1995年初版の南風椎さん訳のものです。

数年前、義妹からプレゼントされました。
突然・・本当に突然息子を亡くした彼女は、友人からその本をプレゼントされ、
そしてこの3年前に夫を亡くした私に、彼女は同じ本を贈ってくれたのです。
それから私は、その2年前にご主人を亡くした友人に贈りました。

 “私は1000の風になって吹きぬけています”
 
 “どうか、その墓石の前で泣かないでください”
 
 “私はそこにいません”
 
 “私は死んでないのです”

こんな言葉の数々が、
心を穏やかに、
心に覆う重たい何かを少しだけ取り除いてくれる、
風のようなものを思わせてくれました。

子供を亡くしたばかりで苦しみの中にいた義妹は、
私以上に感じたものがあったでしょう。
友人の感想は聞いていません。
言葉にはできないものだと思うのです。きっと。
私はそうでしたから。


秋川雅史さんの歌を聴いて、久し振りに本を開いてみました。
あの頃の事、気持ちが蘇り、胸が少し痛くなります。
その数年の間に逝った夫、甥、父、義父。
いろんな思いが少しだけ遠くなってきている今、その頃に戻るのは辛いものです。

だから、なかなか開かなかった“1000の風”
でも、優しい暖かい本です。
これからは、自然に開く事ができそうな気がしてきました。

コメント
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