優しさのない…

今日の最低気温、私の所はなんとマイナス２０℃。
札幌はマイナス１２.８℃ってニュースなどでは言ってたけど、区によって随分違うんだもの。
１２度くらいのところなんてそんななさそうよ。


持病の為か体調が悪くてこの間の集まりに来なかった８０代のHさんは、
この寒さで大丈夫かしらと電話してみた。

声は少し元気そうにしていたけど、やはり体調は芳しくなく、悩みも多そうだった。
病院を変えると言っていた。
今の先生には優しさのかけらもなく酷い言われ方をしたという。
また、一人暮らしで家事にも難しいことが出てきたので、介護保険を利用すると。
でも、現在要支援１でも、今後その認定が厳しくなるから、どうなるだろうと心配していた。
経済的な負担も増えるばかりですごく不安だとも。

いくらしっかりとしていても、高齢の一人暮らし。
どれだけ不安なことだろう。
私にも少し分かる。

高齢者にとって優しさのない生きにくい社会。
人の心も、制度も。

母も入所する特養。
今その入所は狭められ、利用料は大きく増え、預貯金も調査され、
そして、施設の負担は大きくなっている。

後退するばかりの福祉。
５年連続の軍事費の増強の一方で、社会保障費の削減。
国民を蔑ろにする優しさのない政治に怒り、そして悲しくなる。

Hさんには、とにかくお大事にねと言って、電話を切った。