4月20日はずっと訪ねてみたいと思っていた「草喰なかひがし」さんへ。




















お茶漬け


銀閣寺道に佇み、京都で最も予約の取りにくい料理店として有名です。
開店から25年を迎えますが今もその人気は衰える気配がありません。











「草を喰む」食べられるものは全て食べ尽くせ」を料理の基本に食材を無駄なく出されているお店です。
ご主人の中東久雄さんは使用する食材を求め、自ら畑や野山に入り、季節ごとにうつろう自然の息吹をその日のひと皿ひと皿に表現されています。

この日のお品書きを見ても知らない食材がたくさん並んでいます。



調理場では、おくどさんが使われ、焼物は全て炭火で調理されます。
①八寸

②最



③汁


④焼物

⑤向付



ここで"おくどさん"で炊かれた"アルデンテ"のご飯が出されます。
少し芯は残っていますが、こんなご飯は今まで食べた事のない香りと美味しさでした。
⑥鉢肴

⑦強肴

最近は経産牛を使われるお店が増えて来ました。
飼育方法の改善でサシは入りませんが充分に美味しく頂けます。
お店のコンセプトにぴったりの食材です。
⑧止血


原木の椎茸を炭火焼きした一品で、とう大根葉が添えられています。
紫色の花は大根の花です。
⑨お菜



⑩御飯
"おくどさん"で炊いた白ご飯



メインはなんと"鰯のめざし"です。
ところがこれが炊きたての御飯に実によくあいます。
この感覚は日本人の"専売特許"ですね。
⑪"おくどさん"で炊いたご飯
オプション2品をお願いしました。

卵かけご飯
黄色粉末はカラスミです。


お茶漬け
⑪水菓子


間もなくシーズンを終える苺ときな粉のアイスクリームです。
きな粉の香ばしい食感がなんとも言えないですね。
祇園の花見小路を西に一本入ったところにある「京きなな」もきな粉のアイスが抜群に美味しいお店です。
どの料理も滋味に溢れる品々で野菜や野草の味わいを十二分に楽しみました。
料理の美味しさは無論ですが、食べた事のない食材や調理の意外性や盛り付け、器の美しさ、ご主人の話術といい多くの人に愛される理由が少しわかった気になりました。