美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

図工美術の日 〈準備の日〉

2014-11-04 23:34:06 | 日記

 

この存在を知ったのは昨年11月末。もう時期を過ぎてからでしたので、今年が初挑戦になります。

初めて「やるぞ!」って決めたときは、いくつか面白そうだなーってアイディアが浮かんだのですが、うちの学校はこの時期美術室が写真のような状態。学校農園で収穫したりんごの一時貯蔵庫状態なのです…。

いつもは邪魔になっている美術室の太い柱を活用したものを考えていたのですが…。これじゃちょっと無理。

せっかく思いついたアイディアがいったんぜーんぶ白紙に戻りました。残念…。

時期を遅らせてやろうかとも思いましたが、後に控えている仕事の負担がちょっと大きいので、今年はシンプルに校内の作品展示にしようと思います。

少し工夫した展示をしてみよう。

いろいろ凝ったことをやるのもいいが、今年の自分は何より行動。Actionだ。

 

さて、休日出勤し構想を具現化。

…しかし、場所が極端に少ないことが改めてわかり、結局いつも使っている美術室前のわずかなスペースを使用。

あ、写真の後ろに見えてるのが前述の「いつもは邪魔な柱」ですね。

 

ただ展示するだけではいつもと同じなので、展示の趣旨をポスターで伝えるべく作成し、校内に数か所貼りまくる。

 各作品には名札の下に美術教師として鑑賞して「いいな」と思ったことを書いて貼る。

それだけでもつまらないので、こんな付箋紙を手作りして…

こんな掲示物と一緒にテーブルに置いておく。ペンも添えて。

…で、例として、こんな風に各一枚貼っておく。

うん。だいたいこれでイメージ通り。明日の反応が楽しみだ。今日は帰ろう…と思ったときに、ちょっと壁に目をやるといい素材発見。イメージが湧いたので、こんなものも作って貼って、はーサッパリした。一応やりきった。

 「日替わり」なので毎日大変ではあります。

でも見る側は飽きないし、「自分の作品も掲示されるかな」なんて楽しみに思ってくれる子もいるだろう。…そもそも展示スペースがなさすぎることから生まれたアイディアだが、ただドカンと一斉に展示するよりも面白い企画にはできたと思う。

わずかな時間にささっと展示入れ替えができるように準備もしておこう。

 

…と、ここまで書き込んだところでupできず、企画展当日になってしまいました。

成果はまた改めてupしたいと思います。