世はワールドカップ一色、サムライブルーの名の青色が脚光を浴びています。
「次こそは勝つ!勝ってほしい」と願いながら、早朝ウオーキングでブルー系統の花を探し
ながら日課の散歩続行中です。
北野界隈から竜安寺までの道中、青色の花を探していると、皮肉なもので白色の花、夏椿・
クチナシ・睡蓮が目に入り、青色の花は「紫陽花」のほかは見当たりません。
紫陽花は「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ」の二つのタイプがありますが、上の2枚はガクアジサイ
で北野から平野にかけて民家の庭先に咲くのを写させてもらいました。
このホンアジサイの写真2枚は桜谷文庫の庭先に咲いているのを写したものです。
紫陽花と言えば青色の鞠型を連想するのに、いざ青色のアジサイを探して見ると、どこでもお目
にかかれるこの花も、最もポピュラーな青色の花が少ないことです。
カラフルな赤・赤紫・桃・白色の花とか、ガクアジサイであれば蝶が舞うような部分の変化が多彩
な花、しかも青色以外の品種がやたらと目につくのです。
そもそも紫陽花は日本が原産地です。なぜか日本で目立たなかったこの花が、中国をへて
ヨーロッパに伝わり「東洋の花」と脚光を浴びたのち、逆輸入し日本に入って人気が出た花だ
そうです。
梅雨時の青色の花と言えば花菖蒲も忘れられません。下の2枚の花は「花菖蒲」と「杜若」です。
左が花菖蒲です。簡単な見分け方は花弁の付け根のあたりの「目方」の色が黄色です。
もちろん咲く時期が梅雨時であること(杜若は5月中旬)、杜若は青色だけですが花菖蒲は色も
花形も多種多様です。
青色の花の紹介の最後は「ツユクサ」別名「ホタルクサ」です。朝咲いた花が昼にはしぼむことが
朝露を連想させ「露草」と名をつけられたとの説もあります。
かっては道端や空地などどこでも見かけた野草です。現在は生え育つ場所もなくなり雑草として排除
されてきたこともあって、私の1時間余りの散歩道中ほとんど見かけません。スミレタンポポと同様に
よく見れば個性のある美しい花なのに、残念でなりません。
私が子供の頃、北野天満宮沿いを流れる紙屋川には蛍が飛び交っていました、とらえて虫かごに
入れる時このツユクサも一緒に入れた思い出の草花です。だから、側溝などで遠慮がちに咲く姿を
見ると余計に引き付けられるのかもしれません。
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