デートの日は絶対に残業はしません。 定時に職場を出ます。
または外勤から直接帰宅するようにスケジューリングします。
しかし、仕事は仕事。
突発的に残業が飛び込んでくることがあります。
2002年頃、お付き合いしていた女装子さん。
ピーチ倶楽部のオフ会で知り合いました。
自宅は北海道ですが、ちょくちょく東京に仕事にいらっしゃる。
その度にホテルでデートしておりました。
彼女の場合、西新宿のWホテルに2-3泊しますので、チェックインすると部屋番号をメールしてきます。 そして翌日夜、私はその部屋を直接訪ねるということになります。
ちょうど今頃の季節です。
前日夜に部屋番号のメールがきました。
「1234です」
「了解です」
しかし、当日急な企画書作成が入りました。
「バカヤロウ!!」と心の中で叫びながら、必死で仕上げました。
職場を飛び出した時点で1時間遅れ。
時間に正確なことが私の取り柄です。 遅れるのであれば電話を入れるのがビジネスマン。
でも個人の携帯電話は教え合っていない。
この場合はホテルに電話するしかない。
Wホテルの代表電話にかけました。
「もしもし、1234号室をお願いします」
「お泊りの方のお名前をいただけますか?」
「はっ? 名前」
「はい、お名前をいただけないとつなげません」
本名なんか知らないよぉ......
「すみません、またかけます」 と慌てて電話を切りました。
そりゃそうですよね。 部屋番号だけでつなぐとどんな事故が起こるかわからない。
オペレーターの対応は正しいのです。
でも、遅れることが伝わらないのは事実です。
新宿駅南口から甲州街道をダッシュでWホテルに向かいました。
「ハアハアハア...」と飛び込んだお部屋で彼女はワールドカップを見たのです。
彼女もB面はビジネスマン。
遅刻を難ずることもなく優しく迎えてくれました。
まあ、その分暗闇のなかでサービスしまくりましたが。。
◇コーイチローの女装本棚◇