タイトルの右上に秋のイメージで清元「鞍馬獅子」の紅葉の写ってる写真を使っていたのですが、師走に入り、冬のイメージで雪の降ってる清元「梅忠」に替えました。飛脚屋さんのの忠兵衛が、恋人の遊女梅川との恋の為、恋敵に預かっている小判の封を切って自分のお金だと言ってしまうという当時の大罪を犯してしまいます。そこで二人は心中を決意し、最後に忠兵衛の親に会おうと雪の降る中、生まれ故の新口村に来るという場面です。セリフの多い芝居心を要求される上級者でないと難しい日本舞踊です。鯉男会のページに掲載している写真で踊っているのは父、鯉男と私です。親子で恋人役って普通変だろうと思われますが、日本舞踊の世界に入っちゃうと父には見えません。お稽古場では師匠ですし、舞台では役にしか思えません。が、出の花道のところ、二人ならんで素足で歩調を合わせ登場すると「同じ形の足で笑っちゃった親子なんだわねえ」との感想には苦笑いするしかありませんでした。
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