「松竹梅」とは、本来人のあるべき姿の例えとか。
「松」では美保の松原での天女の気高さを、「竹」では謡曲井筒から情の深さを、「梅」は娘の純粋さを、それぞれ踊り分けるところが見所です。
あくまで品良くご祝儀としての格が必要です。
舞台を見たご家族から「一人立ちと聞いていたのに笠を被って登場した「梅」ではあまりに若々しくて別の人が踊っているのかと思った」と感想を言われたそうです、つまりしっかり踊り分けできたって事ですね。
「松竹梅」とは、本来人のあるべき姿の例えとか。
「松」では美保の松原での天女の気高さを、「竹」では謡曲井筒から情の深さを、「梅」は娘の純粋さを、それぞれ踊り分けるところが見所です。
あくまで品良くご祝儀としての格が必要です。
舞台を見たご家族から「一人立ちと聞いていたのに笠を被って登場した「梅」ではあまりに若々しくて別の人が踊っているのかと思った」と感想を言われたそうです、つまりしっかり踊り分けできたって事ですね。
江戸時代、東海道中、大津のお土産として大人気だった大津絵。藤の枝をかたげ「藤娘」は、その代表的な絵柄でした。
この大津絵からこの世へと抜け顕れた藤の精。
舞台一杯に咲き誇った藤の中で恋への憧れに胸躍らせますが、そこは人ならぬ身の因果、夕暮れと共にまた藤の中へと消えていくのです。
荒巻さんは入門して日は浅かったけど、鯉男会への出演を迷わず決めて、以後、一所懸命お稽古に励みました。
結果、見事に可愛らしい藤娘を踊りきりました!
HMの右上「鯉男会」の「鯉男会の歴史」に先の12月の32回をアップしました。
ご覧くださいませ。
序幕 清元「四君子」 清水晶子
四君子とは高潔な植物として梅、欄、菊、竹に与えらえた総称。
天岩戸の故事から始まるこの演目では、宮中の雅事を唄い込みながら、四君子に代表される四季の風情を典雅に舞い分けます。
鯉男会の幕開けを典雅に寿ぐに相応しい演目といえましょう。
清水晶子さん談「会で踊る事は思ってたよりずっとに楽しかったです!」
Hちゃんは独身時代に妹さんのAちゃんと鯉男稽古場に通ってらっしゃいました。初舞台はAちゃんと一緒に「禿」を、それから「執着獅子」「三つ面子守」道成寺の所化もやってくれました。
Hちゃんのお家は老舗の手拭い屋「丸久」さんです。お揃いの浴衣もいつもお願いしています。
今回も道成寺や松竹梅の手拭いの染をお願いしたのです。久しぶりにお稽古場にやってきてHちゃんは私たちと懐かしい再会をしました。昔話に花が咲き、お稽古を見て「日本舞踊っていいですね」「踊りたくなりました」と帰って行かれ、鯉男会を見に来てくれて、有言実行、「花がたみ」をお稽古しています。