お稽古場で母とKさんが日本舞踊のお稽古の後のおしゃべりで、数年前に亡くなったあるお名取さんの話題になり「女一人、をりっぱに勤め上げ、日本舞踊のお名取さんになって定年退職後も悠々自適、何度も国立の舞台で踊って、お友達もいっぱい居て旅行もよく行ってらしたわねえ。いつも明るく機嫌が悪いって事がなくて、、、それにしても亡くなったのが早すぎるわ。」私が思い出しました。「今日が命日だったわ!バレンタインだもの。」勿論随分長いお付き合いのお弟子さんだったから思い出話になることはあるけど、命日にそうと思ってでなく彼女の話をするなんて、不思議です。
見学にいらしたお二人の内、お一人が入門なさいました。団体稽古の体験から個人指導がいいなっと感じての入門です。お一人はやっぱり今は忙しいので時期を考えるとの事。さて入門した方の第一回のお稽古はまず浴衣の着方から。でも浴衣の着方指導とお辞儀、実際の日本舞踊と個人指導ならではと思われる進み具合です。第2回目にはもう浴衣だけは自分で着られて帯だけ指導しました。そして日本舞踊も前回より進みました。他のお弟子さん達とも馴染んで、楽しそうですよ。