ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

日本人・元アルゼンチン人・アメリカ人・ブラジル人集合

2005-01-17 23:13:15 | Weblog
◎ 本日のキャスト

  スサーナ・・・スペイン語先生(去年まで)元・日系アルゼンチン人
  モルモン教宣教師・・・6人
  ルリ・・・若き友人
  レイコ・・・私

「もしもし、時間ある?」
って、スサーナから電話。
「それは、掃いて捨てるほどあるわよ」
「じゃ、5時に大和。お茶しましょう」
「了解!」
今年初めての、スサーナとのデート。少し遅れるというので、駅前の喫茶店にでも
入ろうと、改札口を出たら、あらっ懐かしいおのこが。
「ハーイ、マッキニィ」
「ワォ、ヒサシブリ。オゲンキデシタカ?」
「それだけがトリエよ。ハイ、すぐ辞書!トリエをひく」
って、それから、彼と漫才になっちゃうのよ。そうこうしてたら、アララ・・
ノゲイラが。ブラジル人宣教師で、任期が間もなく切れて帰国の予定。
「もうすぐ、ママーって、帰るんでしょう?リオのカーニバルもあるわね?」
「ハイ、ライシュウ カエリマス」
そうしたら、次々に宣教師達が現れて、アイダホ州出身ランguストンが
「エイカイワ キテクダサイ。マッテマス」
「ウ~ン、やっぱり、ちょっと遠いからねえ。お休みの日にマクドナルドあたりで
お勉強なんてのはどう?」
なんて、できっこない話をして、ちょっとからかったりしてね。
明日から、ニューヨークにご旅行のルリさんまで偶然に会って、
「気をつけていってらっしゃいね」
まあ、賑やかな事、英会話同窓会みたいな様相を呈してきちゃって。

やっとスサーナに会えて、
「フェリス・アニョ・ヌエボ!ぺロ、ポブレ・デ・ティ・・・新年おめでとう!
だけど、可哀想に!」
そのまま駅前の喫茶店へ。
年明け早々に、叔父様を亡くされて、無常の風が、心の中を吹いたそう。
そう、身近な人の死に巡り会うと、人は哲学者になっちゃうのよね。
生物として、避けられない「死」にどう向き合えるか・・ね。

私のスペイン語の相手は、我が家の犬ということはご存知の彼女。
「マリリンにでも話し掛けてなきゃ、とっくのとうに消えてるわ」
「フフ・・マリリン可哀想」
って、笑うのよ。
「でしょう?でも、彼女さまさまなのよ。猫よりは、相手になるもの。
犬は、感情表現するから、私の語気に敏感に反応するの。単語もいくつかは
わかってるみたいですもの。い~い相手よ。散歩の時は、外国語に決めてるから。
しゃべってなんぼ、ですものねえ、何語であってもね。笑わば笑え!よ。人が
どう思うなんて、人の評価では動きません私は」
「そこが、人と違うところなのよね、レイコサンは」
勉強のポーズ?そんならしない、よ。

「犬なんか連れてると、なんだかんだって、気安く話し掛けてくる人がいる。
私、あれがダメなのよ。だからって、ツンてするのも大人気ないから、
マリリンへ、バモス・ア・カーサとか、ウォンチュウ・バック・ホーム?なんて、
すると、この女 日系人か?って思うじゃない?」
「ハハハハハ・・、おかし~い。でも、そういうのは平気だと思ったけど」
「イヤ、嫌いなのよ。ただね、今日のお散歩で、幼稚園児たちとすれ違って、
その時、ウチの犬を見て『わあ、かわい~い!』って、言ってくれたから、
『ううん、あなた達の方がずうっと可愛いわよ』って、そういうのはいいの
よ。ホント、その子達は可愛かったのですもの」
「珍しいわねえ、そんなこと言う日本人は、そうそういないわよ」
「ありがとうございます。本当に、褒め惜しみするものねえ日本人て。けな
したり、くさしたりは得意だけどね、悲しい話よ」
「モノもいっぱいあって、何不自由ない生活をしてるけど、楽しくは見えな
いわね。アルゼンチンは、日本ほど豊かじゃないけど、人生の楽しみ方は知
ってるわ、みんな」
「そう、モノ・金の欲望は、際限ないし、人の顔を醜くするばかり。それで、
幸せは買えないってことの証明よ。みんな仏頂面してるものねえ。こんな豊
かで、安全で、世界の中でも屈指のハイレベルな生活をしてるんだから、時々、
ニターってしてもいいのにねえ」
「ハハハハハ・・・・・・。ホントその通り!」
って、スサーナが笑う事、笑う事。
「ところで、セニョリータはもう行った?」
「ええ、昨日出発したはずよ。恋の進捗状態をメールしてくれたら、今度は
『セニョリータ恋物語enグアテマラ』なんだけど」
「そりゃあ、無理ね」
「そうよねえ、そんな暇も惜しいほど、彼にべったりでしょうからねえ」

私とケイコサンのスペイン語のお勉強は、一区切り。2人だけのゴージャスな
レッスンも、感謝感謝で卒業させてもらいました。ほとんど、ボランティア
と言ってもいいレッスン。Muchasimo gracias Profesora Susana.

これからは、友人としての関係で、お付き合い再スタート。