◎ 本日のキャスト
スサーナ・・・スペイン語先生(去年まで)元・日系アルゼンチン人
モルモン教宣教師・・・6人
ルリ・・・若き友人
レイコ・・・私
「もしもし、時間ある?」
って、スサーナから電話。
「それは、掃いて捨てるほどあるわよ」
「じゃ、5時に大和。お茶しましょう」
「了解!」
今年初めての、スサーナとのデート。少し遅れるというので、駅前の喫茶店にでも
入ろうと、改札口を出たら、あらっ懐かしいおのこが。
「ハーイ、マッキニィ」
「ワォ、ヒサシブリ。オゲンキデシタカ?」
「それだけがトリエよ。ハイ、すぐ辞書!トリエをひく」
って、それから、彼と漫才になっちゃうのよ。そうこうしてたら、アララ・・
ノゲイラが。ブラジル人宣教師で、任期が間もなく切れて帰国の予定。
「もうすぐ、ママーって、帰るんでしょう?リオのカーニバルもあるわね?」
「ハイ、ライシュウ カエリマス」
そうしたら、次々に宣教師達が現れて、アイダホ州出身ランguストンが
「エイカイワ キテクダサイ。マッテマス」
「ウ~ン、やっぱり、ちょっと遠いからねえ。お休みの日にマクドナルドあたりで
お勉強なんてのはどう?」
なんて、できっこない話をして、ちょっとからかったりしてね。
明日から、ニューヨークにご旅行のルリさんまで偶然に会って、
「気をつけていってらっしゃいね」
まあ、賑やかな事、英会話同窓会みたいな様相を呈してきちゃって。
やっとスサーナに会えて、
「フェリス・アニョ・ヌエボ!ぺロ、ポブレ・デ・ティ・・・新年おめでとう!
だけど、可哀想に!」
そのまま駅前の喫茶店へ。
年明け早々に、叔父様を亡くされて、無常の風が、心の中を吹いたそう。
そう、身近な人の死に巡り会うと、人は哲学者になっちゃうのよね。
生物として、避けられない「死」にどう向き合えるか・・ね。
私のスペイン語の相手は、我が家の犬ということはご存知の彼女。
「マリリンにでも話し掛けてなきゃ、とっくのとうに消えてるわ」
「フフ・・マリリン可哀想」
って、笑うのよ。
「でしょう?でも、彼女さまさまなのよ。猫よりは、相手になるもの。
犬は、感情表現するから、私の語気に敏感に反応するの。単語もいくつかは
わかってるみたいですもの。い~い相手よ。散歩の時は、外国語に決めてるから。
しゃべってなんぼ、ですものねえ、何語であってもね。笑わば笑え!よ。人が
どう思うなんて、人の評価では動きません私は」
「そこが、人と違うところなのよね、レイコサンは」
勉強のポーズ?そんならしない、よ。
「犬なんか連れてると、なんだかんだって、気安く話し掛けてくる人がいる。
私、あれがダメなのよ。だからって、ツンてするのも大人気ないから、
マリリンへ、バモス・ア・カーサとか、ウォンチュウ・バック・ホーム?なんて、
すると、この女 日系人か?って思うじゃない?」
「ハハハハハ・・、おかし~い。でも、そういうのは平気だと思ったけど」
「イヤ、嫌いなのよ。ただね、今日のお散歩で、幼稚園児たちとすれ違って、
その時、ウチの犬を見て『わあ、かわい~い!』って、言ってくれたから、
『ううん、あなた達の方がずうっと可愛いわよ』って、そういうのはいいの
よ。ホント、その子達は可愛かったのですもの」
「珍しいわねえ、そんなこと言う日本人は、そうそういないわよ」
「ありがとうございます。本当に、褒め惜しみするものねえ日本人て。けな
したり、くさしたりは得意だけどね、悲しい話よ」
「モノもいっぱいあって、何不自由ない生活をしてるけど、楽しくは見えな
いわね。アルゼンチンは、日本ほど豊かじゃないけど、人生の楽しみ方は知
ってるわ、みんな」
「そう、モノ・金の欲望は、際限ないし、人の顔を醜くするばかり。それで、
幸せは買えないってことの証明よ。みんな仏頂面してるものねえ。こんな豊
かで、安全で、世界の中でも屈指のハイレベルな生活をしてるんだから、時々、
ニターってしてもいいのにねえ」
「ハハハハハ・・・・・・。ホントその通り!」
って、スサーナが笑う事、笑う事。
「ところで、セニョリータはもう行った?」
「ええ、昨日出発したはずよ。恋の進捗状態をメールしてくれたら、今度は
『セニョリータ恋物語enグアテマラ』なんだけど」
「そりゃあ、無理ね」
「そうよねえ、そんな暇も惜しいほど、彼にべったりでしょうからねえ」
私とケイコサンのスペイン語のお勉強は、一区切り。2人だけのゴージャスな
レッスンも、感謝感謝で卒業させてもらいました。ほとんど、ボランティア
と言ってもいいレッスン。Muchasimo gracias Profesora Susana.
これからは、友人としての関係で、お付き合い再スタート。
スサーナ・・・スペイン語先生(去年まで)元・日系アルゼンチン人
モルモン教宣教師・・・6人
ルリ・・・若き友人
レイコ・・・私
「もしもし、時間ある?」
って、スサーナから電話。
「それは、掃いて捨てるほどあるわよ」
「じゃ、5時に大和。お茶しましょう」
「了解!」
今年初めての、スサーナとのデート。少し遅れるというので、駅前の喫茶店にでも
入ろうと、改札口を出たら、あらっ懐かしいおのこが。
「ハーイ、マッキニィ」
「ワォ、ヒサシブリ。オゲンキデシタカ?」
「それだけがトリエよ。ハイ、すぐ辞書!トリエをひく」
って、それから、彼と漫才になっちゃうのよ。そうこうしてたら、アララ・・
ノゲイラが。ブラジル人宣教師で、任期が間もなく切れて帰国の予定。
「もうすぐ、ママーって、帰るんでしょう?リオのカーニバルもあるわね?」
「ハイ、ライシュウ カエリマス」
そうしたら、次々に宣教師達が現れて、アイダホ州出身ランguストンが
「エイカイワ キテクダサイ。マッテマス」
「ウ~ン、やっぱり、ちょっと遠いからねえ。お休みの日にマクドナルドあたりで
お勉強なんてのはどう?」
なんて、できっこない話をして、ちょっとからかったりしてね。
明日から、ニューヨークにご旅行のルリさんまで偶然に会って、
「気をつけていってらっしゃいね」
まあ、賑やかな事、英会話同窓会みたいな様相を呈してきちゃって。
やっとスサーナに会えて、
「フェリス・アニョ・ヌエボ!ぺロ、ポブレ・デ・ティ・・・新年おめでとう!
だけど、可哀想に!」
そのまま駅前の喫茶店へ。
年明け早々に、叔父様を亡くされて、無常の風が、心の中を吹いたそう。
そう、身近な人の死に巡り会うと、人は哲学者になっちゃうのよね。
生物として、避けられない「死」にどう向き合えるか・・ね。
私のスペイン語の相手は、我が家の犬ということはご存知の彼女。
「マリリンにでも話し掛けてなきゃ、とっくのとうに消えてるわ」
「フフ・・マリリン可哀想」
って、笑うのよ。
「でしょう?でも、彼女さまさまなのよ。猫よりは、相手になるもの。
犬は、感情表現するから、私の語気に敏感に反応するの。単語もいくつかは
わかってるみたいですもの。い~い相手よ。散歩の時は、外国語に決めてるから。
しゃべってなんぼ、ですものねえ、何語であってもね。笑わば笑え!よ。人が
どう思うなんて、人の評価では動きません私は」
「そこが、人と違うところなのよね、レイコサンは」
勉強のポーズ?そんならしない、よ。
「犬なんか連れてると、なんだかんだって、気安く話し掛けてくる人がいる。
私、あれがダメなのよ。だからって、ツンてするのも大人気ないから、
マリリンへ、バモス・ア・カーサとか、ウォンチュウ・バック・ホーム?なんて、
すると、この女 日系人か?って思うじゃない?」
「ハハハハハ・・、おかし~い。でも、そういうのは平気だと思ったけど」
「イヤ、嫌いなのよ。ただね、今日のお散歩で、幼稚園児たちとすれ違って、
その時、ウチの犬を見て『わあ、かわい~い!』って、言ってくれたから、
『ううん、あなた達の方がずうっと可愛いわよ』って、そういうのはいいの
よ。ホント、その子達は可愛かったのですもの」
「珍しいわねえ、そんなこと言う日本人は、そうそういないわよ」
「ありがとうございます。本当に、褒め惜しみするものねえ日本人て。けな
したり、くさしたりは得意だけどね、悲しい話よ」
「モノもいっぱいあって、何不自由ない生活をしてるけど、楽しくは見えな
いわね。アルゼンチンは、日本ほど豊かじゃないけど、人生の楽しみ方は知
ってるわ、みんな」
「そう、モノ・金の欲望は、際限ないし、人の顔を醜くするばかり。それで、
幸せは買えないってことの証明よ。みんな仏頂面してるものねえ。こんな豊
かで、安全で、世界の中でも屈指のハイレベルな生活をしてるんだから、時々、
ニターってしてもいいのにねえ」
「ハハハハハ・・・・・・。ホントその通り!」
って、スサーナが笑う事、笑う事。
「ところで、セニョリータはもう行った?」
「ええ、昨日出発したはずよ。恋の進捗状態をメールしてくれたら、今度は
『セニョリータ恋物語enグアテマラ』なんだけど」
「そりゃあ、無理ね」
「そうよねえ、そんな暇も惜しいほど、彼にべったりでしょうからねえ」
私とケイコサンのスペイン語のお勉強は、一区切り。2人だけのゴージャスな
レッスンも、感謝感謝で卒業させてもらいました。ほとんど、ボランティア
と言ってもいいレッスン。Muchasimo gracias Profesora Susana.
これからは、友人としての関係で、お付き合い再スタート。