近じょの方から、電話があった。
「肉ばなれなんで、テーピングしてほしいんだけど。」
近所の、専業農家のお父さん。
肉ばなれになったのは、最近のことではない。明日、消防の大会があるので、テーピングしてほしい、との要望。おくさまからの電話だった。
「うちでは、治療して肉ばなれをなおすから、テーピングはしていません。」
「聞いてみます。」(だんなさんに聞いてみるということ)
その後、また電話があった。
「テーピングしてほしくて電話したので、行かないそうです。」
「テーピングはしないけど、ちりょうすれば良くなりますよ。」
こんなやりとりをしたが、やはり治療には来なかった。
すぐ近所からの電話だったので、自然形体療法の良さを知らしめる絶好のチャンスと思ったが・・・・・
ああ・・・・・、「コスモスニュース」を近所にくばって自然形体療法のなんたるかを説明しているつもりだったが、まだまだ、まだまだ、ぜんぜんわかってない。接骨院ぐらいにしか思っていない、ということを痛感したできごとだった。接骨院と同等ぐらいにしか思っていないとすれば、保険がきいて料金が安い接骨院に行くに決まっている。
このできごとで、次のように考えた。
たとえば、当院の広こくで、オスグット(ひざ痛)、足首のねんざ、ひじの痛み・・・・・と出していれば、きちんと治療して、治すということを意味している。
テーピングもしない、そうぐも使わない、マッサージもしない、電気もかけない、針やきゅうもしない。手による手ほうだけで、治すことができる。
でも、接骨院などでは、テーピング、電気が中心で、治すことはできないが多少筋肉の疲労をとることはできるかもしれない。
でも、何も知らない人からみれば、どちらも同じようなしょうじょうが書いてあるから、どこも同じ・・・・同じなら、安い方がいい・・・・となるんだろう。
そもそも、肉ばなれが治るとは、思っていないのだ。
治らないということを前提として、テーピングをしてほしいと思っている。
でも、考えてみると、「肉ばなれがなおる」というのは、もしかしたら自然形体療法だけなんじゃないかな。
今回のできごとを通して、自然形体療法とは、どんなことをするのか、どんなしょうじょうがどうして治るのか、ということをもっと宣伝していかなければいけない!ということを痛感した。
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