長生きにはわけがある
児玉昌彦著 大月書店 P103より抜粋
ISBN978-4-272-61221-5 1500円+税
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第5章 老化とどう向き合うか
●恐ろしい脱水
ヒトのからだの細胞は、加齢
が進むにつれて、細胞内に蓄
えている水が一割ほど少なく
なります。一個一個の細胞で
は小さな水不足ですが、から
だ全体でみると、血液やリン
パ液などの細胞外液の全量に
匹敵する値となります。これ
は丁度、山間部の森林が伐採
され、棚田が減って、山の保
水力が失われた状況に相当し
ます。大雨が降れば、里はた
ちまち洪水となり、日照りに
なれば、旱魃で作物は枯れる
ことになります。
老人の体も、飲む量が多すぎ
れば、血液やリンパ液があふ
れて、むくみや胸水となり、
心不全や腎不全となる恐れが
あります。 (・・・)
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▼冬でも水分を取らないと脱
水症状になるのでしょうか。
特に冬の水分補給は考えたこ
ともありません。飲み物の量
が少ないと血液が濃縮されて
例えば脳梗塞とか心筋梗塞を
起こしやすい、とあります。
特に夜中にトイレに行くのも
億劫なのでつい寝る前には水
分を取らないようにしていま
すが、少しでも水を飲んだ方
が体には良いんですね。
高齢になるといろいろ注意し
なければならないことが増え
てきます。
こまめな水分補給を心がけま
す。
こめぞう
三重県明日の天気 →
14℃/4℃
降水確率 60パーセント